悪人会議 Vol.1「ふくすけ」
＠下北沢 ザ・スズナリ (1991/8/23-9/1 14ステージ)
全自由前売り指定3000 自由2500（当日＋300）
プロデュース：村松利史「人生の意味プロデュース」、
岡本圭之輔「パラノイア百貨店代表」、 松尾スズキ「大人計画象徴」（チラシ
原文のまま）
作・演出：松尾スズキ 演出助手：宮藤官九郎 音響：半田充 照明：佐藤啓
特殊造形：南坂達徳 ８mm映像：藤田秀幸 振付：八反田理子（ばちかぶり）
衣装：池田祥子 舞台監督：比嘉正哉 制作：長坂まき子
出演：
躁鬱症の妻 マス ：深浦加奈子
マスの夫 エスダヒデイチ ：山崎一
巨頭症の男 ”フクスケ”こと
スガマナツオ ：温水洋一
歌舞伎町風俗元締め３姉妹
コズマ エツ ：片葉みはる
ミツ ：田中章子
ヒロミ ：伊勢志摩
ホテトル嬢 フタバ ：:戸村由香
ルポライター タムラタモツ ：林和義
ミスミ製薬社長 ミスミミツヒコ ：岡本圭之輔
（男爵）
放蕩者 コオロギ ：松尾スズキ
コオロギの盲目の妻 サカエ ：胃山人恵
チカ ：池津祥子
ミッチィ ：鈴川麻王
スゲヤマ ：村松利史
カゲムラ ：青島寒月
団長 ：立石明石
刑事 ：山本密
信者 ：小浜正寛
ビフテキ ：顔田顔彦
クソ坊主 ：宮藤官九郎
1991/8/25 3:00-5:00PM 超満員
上記3人のＰユニット、結局これきり。チラシには０回公演とあり、続ける気が
あったか不明なところ。
お話。幾つかの別れたストーリーが行きつ戻りつ、収束する展開。告発魔として
異常さを増す主婦マスが、歌舞伎町の女王から都知事選に出馬と、成りあがる
お話し。マスを捜し歩く夫・ヒデイチと、その中で出会ったホテトル嬢との恋愛
やら無情やらのお話。薬剤被害で奇形となった”ふくすけ”の数奇な運命のお話
それぞれが絡み合い、対立しながら世紀末な破綻に加速していく。
モザイクをしだい明かにするようにして、幾つかのお話が行きつ戻りつしつつ、
進行。怒涛の展開、虚構ならでわのエンゲキの面白さにわくわくしたねこ。悪な
マイナスなエネルギが溢れまくりながら、クールで理性的。醒めた視点が感じら
れてぞくぞく。個性的役者も、先走らずしっかり作品に応えて好演。と楽しい凄い
な舞台。忘れかけてたころの再演が嬉しいねこ。
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