Ｈ・アール・カオス「秘密クラブ･･･浮遊する天使たちversion002」
＠渋谷・シードホール (1993/10/8-11 7ステージ) 前売り3000当日3500
構成・演出・振付：大島早紀子 振付：白河直子
出演：白河直子、大島早紀子、奥山由美子、川野眞子、宇佐美道子、勝倉寧子
平山素子、上村なおか
1993/10/9(土)3:00-4:30PM 快晴 ほぼ満席。
タイト、艶やか。危ういもろさも。黒雲母片を連想させるダンス。
Ｎｅｓｔは結果何も感じさせなく、ねこにはあってなくなっちゃた。感じなければ
、存在しなくなる。今回は。観終わって後、記憶に浮かんでくる。よござんした。
構成。ワイヤ浮遊。群舞。ソロ。
ワイヤのアイデアはえらい。ダンサーを重力から開放。単純（裏方は大変）な手法
で。トゥで立つより軽やかで近い、天上世界。黒の天使？。いいね。
シンメトリーが顕著。ダンス以前に美しい均整。背景の仕掛けもなるほど。
多彩な構成、音楽。一貫してるのも、好印象。確かなダンスを見せてくれる。
すきなダンス。終盤、SAMUEL BARBERのADAGIO流れる中、半裸でのソロ
（ダンサー？）。浮かぶ椅子。銀色の一面布。水面のよう。物言わぬ叫び。チリチリ
と痛む心。ダンス自体もかっこいい。見応えあり。満足ねこ。
あと、赤の照明。足を踏み下ろすなど、ＳＭの匂いがする群舞もすてき。ふふふ。
群舞、浮遊もともすれば、ありきたりになる恐れはありそう。ともかく。これから
の行く末を観て行きたいチームです。
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