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 オーツコーポレーションP 「飛龍伝」

 @新宿・スペースゼロ (1997/3/28-4/6 13ステージ)
 全指定前売り\4000当日\4500 
 原作:つかこうへい 演出:金 盾進
  出演:佐藤誓、腹筋善之介、東地宏樹、樋口浩二、横山有希子、小林昭一郎、
 近藤弐吉、近藤結宥花 他全50名
  
 1997/3/30(日)晴れ 6:50ー9:50PM(休憩10) 最前列から 客席満員(570人)
 客層:20歳代男女中心。おじさん結構多し。つか原作+新宿梁山泊効果か。
 客入れ:当日券、開演1時間30前から。最前列端と最後尾2列。モブシーンとか
  は後ろがいいかも。開演10分ほど前から、佐藤誓氏の芝居始まり。

 お話。歴代の飛龍伝REMIX。童話版?を中心に構成したとのこと。かつてあった
 熱い時代を写し取ろうとする監督(腹筋)。懐疑を抱きながらも彼に惹かれる
 作家(樋口)。彼らが出会ったのは、夢を忘れ去った者、疲れ果て、幻を見続ける
 者だった。そこに、幻の投石:飛龍をもった少年(近藤結宥花)が現れる。彼は
 闘争の最中、死した少女の息子であった。

 いろいろ詰め込まれ、もどかしい。監督、熊田、少年らの物語がしだい絡むけど
 それぞれ断片的描かれ方印象で不満。ラストの機動隊隊長・山崎(近藤)と委員
 長・熊田(佐藤)の対峙の必然など、頭でわかっても感情には?。エピソード絞って
 じっくり描いてほしかったねこ。

 純粋に思い愛した故の闘争、痛みがその証し、その熱い気持ちの再生を信じたい
 はわかるけど。思い出の中だけで再生してるよう。それで明日からどうするの?と
 思っちゃうねこ。

 モブシーンは大人数の迫力はあり。最前列端だと特に。でもま、ちょっとこっぱず
 かしい。ブルーの明かりでの新宿梁山泊なシーンはきれい。

 役者。佐藤誓さん。真摯に好演。東地宏樹さん。押し出しの良さがつか芝居には
 まって、かっこいい。横山有希子さん。清涼感○。腹筋善之介さん。やっぱり、
 個人技。ファンサービス?。小林昭一郎さん。東京乾電池と同じ、独特の浮いた
 演技が○。


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