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＠明大前・キッド・アイラック・アートホール(1998/1/24-25 3ステージ)
全自由前売り2200当日2500
出演：沖埜楽子（Okino Rakko)
ＨＰ： http://www7.plala.or.jp/rakko01/
1998/1/24(土)晴れ 3:05-4:10pm 最後尾から 客席超満員（60人)
客層：20〜30才代中心に幅広く。いい感じなアットホーム。女性過半数。
客入れ：適時誘導。遅れてきたお客にも、ちゃんと席を提供。ニフティをみたで
前売り扱いとのこと。
元・上海太郎舞踏公司のパフォーマ。あえて言う全盛期の公演でも、彼女が演じる
少女は表現の豊かさで、またダンスのしなやかな動きでピカイチの存在でした。
現在、マイムの清水きよし氏に師事。今回、ソロでの本格初公演。
舞台。たかいタッパ、黒い壁と木の床。上手下手角には黒い垂れ幕。登場は下手奈
落から、シーン毎の着替えは上手幕の影で。
（2011年現在はフィリップ・ジャンティ の舞台に出演、ワールドツアー中です。
http://www.youtube.com/watch?v=t7G-jtmEV7U ）
等身大・生活マイム・オムニバス。時に恋して願い、微笑みと悲しみを小さな胸に
満たし。時にとほほながらも逞しく。ささやかでいて豊かな感情表現に感情移入ね
こ。体重計のびっくり数字、だからってコンタクトまで外すか〜なお茶目、食べて
りゃ幸せなどすこいぶり。知られてもいない片思い叶わず、優しくした子犬にも関
せずと去られる、雨の中佇む悲しさ。とか。プリンな弾性、葦のしなやかさ、はっ
とするほど、きりり決まる美しいポーズ。微笑みねこ。次回公演が早くも楽しみ。
シーン（プログラム）
１水の記憶
奈落から手だけ差し出し、ゆらぐように。上方からの水が顔に当たる。驚きとやわ
らぎの表情が◎。
２すき
朝起きて、彼から電話が、自転車で、子供や横断する老人を手助け、でも待ち人は
いなくてしょんぼり、帰ろうとしたら・・。分からず屋に道案内する姿に笑う。
３なんで？
体重計におっかなびっくりと、がひーん。くっちゃねじゃあねえ。一転発起、ダイ
エット開始。中略。やったね、もてもてだ。でも揺り返し。ああ食べるって幸せ。
４〜break〜
オレンジのシャツに着替え。飛んでいった風船を。マイムあれこれ。
５春の雨
雨。黒ワンピ濡れて。彼女は喫茶店のウェイトレス。お客なあのひとに片思い中。
いつもどきどき、そわそわ。とある日、彼は二人ずれでやってきて・・。はにかむ
不器用な仕草が愛らしい、悲しみのラストには心の応援小旗振りたくなったねこ。
６ご趣味は？
友達の結婚式、なんか悔しい。よっしゃあ、お見合だ。これだなと気合いいれて、
でも精いっぱいお嬢様らしくしたい本命様には。あいや、彼がなんかやられちゃっ
た、得意の拳法で。これで大丈夫ですよ。えっ？、がひーん振られた。またまたま
だまだ悔しい他人の結婚式。
７水の一滴
手に受ける水の一滴。思い出される日々（上記からそれぞれワンシーンを）。しだ
いに広がるそれは。