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＠渋谷・青山円形劇場(1999/2/5-6 3ステージ) 全自由前売り当日共4500
構成・振付：北村明子、Choi Du Hyuk、島崎徹、Yuri-NG
スタッフ、出演者は末尾に記載。
1999/2/6(土)晴れ 5:05-7:05PM(休15含2'00) 中央最前列より 客席７割(180人)
客層：老若男女とりどり。女性過半数。関係者多そう。
客入れ：馬蹄形の客席配置。中央からゆったりと埋まる客席。
日本、韓国、香港のコンテンポラリーダンス・新進気鋭の振付家が３０分ほどの作
品を提供した公演。北村明子構成・振付「Slowly・・」→韓国の振付家・ダンサー
Choi Du Hyuk作品。休憩をはさみ後半。島崎徹→YuriNG作品を上演。
「Slowly」以外、退屈か？？で困ったねこ。北村作品の非凡さ：物語性、メッセー
ジ性をいかに廃して、空間造形でみせてゆくか、がよくわかったオムニバス企画。
空間を埋めつくす照明とビデオ（文字はただの記号）。シーケンシャルな動きを組
み合わせながら、緩→急とゆっくり加速してくドライブ感。すべてに冷徹な目が行
き届いた、クールさにまいるねこ。期待の北村さんダンス。切れまくる鋭敏さ、悪
ガキな囚われのない奔放さあり。うーん、かっくいい。他のダンサーがかすむほど
初演同様、もっとダンサー個々の彩がほしい感じあり。作品意図と相容れないとこ
かもしれないけど。広いプール状空間に、今回より多量の照明と音楽をぶちこんだ
初演よりは薄い印象が唯一残念。でも、もうすぐグローブ座で新作観られるから、
これは次回の期待としたいねこ。
韓国の人の作品。男三人・三角関係？。アダージョで哀しさ、アフリカンビートで
葛藤？な。なんかみたような、アングラ（黒パンツで半裸のせいもあり）劇印象。
みんな同じ動きするのが多くて、退屈。冒頭と最後の女装バレエシーンは意味不明
だし。ブラボーしてたお客がまたよくわからないねこ。
島崎撤の作品。自殺しようとする女性に生きる勇気をな、男女の心共鳴な。首つり
縄に女性が首を通したり、表情にもろ哀しみ漂わせたりがうーん、べた表現。ダン
スはゆるい印象で、肝心の痛みが感じられなかったねこ。
香港の人の作品。男女と音楽演奏（シンセ・バイオリン？とか）の人で。段積みに
なった箱をばらして、分散して積みはじめる冒頭。じゃましあいには関連性ダンス
を期待。でも、その後は男女２人が絡み合いながらの葛藤世界。袖から落ちたりで
逆に閉塞してる場を表し、ラストは舞台が下がって世界は開放、とまどう２人な展
開。うーん、新味を感じない。もっと、観たこと無い動きや展開がみたかったねこ。
均整とれた肢体の女性は、後姿やら絵になってて○。
●プログラム、スタッフ、出演者
１ Leni-Basso「Slowly, Slow for Drive-editorial ver.」
構成・振付 ：北村明子 Aklko KITAMURA
照明デザイン：関口祐二 Yuji SEKIGUCHl
作曲・音楽 ：江村桂吾 Keigo EMURA
映像 ：兼古昭彦 Akihiko KANEKO
衣装 ：鈴木マユミMayumi SUZUKl
プロデュース：布施龍一 RyuiChi Fuse
製作 ：Wind&Honey,inc.
出演 ：北村明子 Akiko KITAMURA
前島弥恵子Mineko MAESHIMA
吉原未央子Mioko YOSHIHARA
野澤英代 Hideyo NOZAWA
鹿島聖子 Shoko KASHIMA
山田珠実 Tamami YAMADA
２｢ONCE MORE VACATED SPACE III」
構成・振付：崔斗赫 Choi Du Hyuk
演出 ：林恵子 Lim Hye Ja
舞台監督 ：Lee Kyun Yun
出演 ：朴俊佑 Park Jun Woo
Ror Jean Hwan
崔斗赫 Choi Du Hyuk
休憩１５分
３｢COURAGE (勇気) ｣
構成・振付：島崎 撤 Toru SHIMAZAKl
衣装 ：朝長靖子 Yasuko TOMONAGA
照明 ：片田光彦 Mituhiko KATADA
出演 ：作間 草(札幌舞踏会) Kaya SAKUMA ,
疋田智久(札幌舞踏会) TomohiSa HIKITA
４｢島-唄(SHIMA-UTA) ｣
構成・振付：伍宇烈 YuriNG
音楽 ：Kung Chi Shing
コスチューム：William Tang
美術 ：アーキタンツ ARCHl･TANZ
出演 ：王榮禄 ong Yong Lock
：陳敏兒 Abby Chan
Kung Chi Shing