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＠高田馬場 プロト・シアター(1999/6/25-27 5ステージ) 前売1500 当日1800
作･演出･美術：黒沼健一郎 舞台監督：河村健児 音響：入江友子。
照明：松本 隆 アナウンス：吉田文彦 宣伝美術：三栖弘年
制作：黒沼健一郎、宮澤一彦
出演：
平野敦資 ：キャンパー１（イマイチ キャンプ・ベテランの男）
鈴木健司 ：キャンパー２（カワサキ 釣り竿を持った男）
荒川健太郎：キャンパー３（ナガミゾ ギターを持った男）
澤村めぐみ：キャンパー４（ハジメ 銃をもった男の子）
山口真 ：キャンパー５（イ、ヒグチ（イ、イガラシ）ステッキをもった男）
倉光大輔 ：少年、熊（タカダ ゲームを持った男の子）
1999/6/27(日)小雨 1:00ｰ2:50PM(1'45)
入口と反対側より 客席７割(31名)
客層：20才代中心、親類縁者？、おじさんおばさんも。男女半々。
客入れ：入口以外、誘導などなし。開演直前に着ぐるみくまが徘徊、電子ベル機器
を切るよう注意あり。おじぎやらするしぐさに場内、くすくす笑い、やや。入口が
戸外に開放してあったせいか場内暑し。汗かくねこ。
初見。日大演劇科在籍中の方が主宰。「不条理劇」を指向してるよう。
舞台。キャンプ場。７ｍ四方の劇場をオープンスペース化。床に人工芝、柱にツタ
、角にテント。２対角に歩道を設定。を４辺方向から見る客席配置。
お話。キャンプにやってきたらしい一団。釣り好き・カワサキ、キャンプが嫌い？
なナガミゾ。ボーイスカウト・ハジメ、とベテラン指導員？のイマイチ。イマイチ
以外はひと事のようなそぶりで勝手気まま。人となりより名前にこだわったり、う
ざい会話往来。とてもキャンプのりには見えない、どよーんとした雰囲気。いつの
まにか、正体不明のイ、ヒグチと名乗る男や、熊の着ぐるみをきたりの少年タカダ
が参加。そうこうするうち、食料が（タカダに奪われて）なくなったり、カワサキ
がハジメに撃たれて死んだり。死体を埋葬したはずの袋には石があるばかり。
なんか奇々怪々。でも、相変わらず名前にこだわるどーでもいい会話、君たちは
なに考えてるのか状態で。いよいよキャンプ場を出ていこうとするも、なぜか来た
道は断崖絶壁。イ、ヒグチ改めイ、イガラシが提案する、なんでもある山にいこうと
いう話となる。と、背中のリュックがおかしいと一同みれば、石ころばかり。また奇々
怪々で。
へんな会話あれこれ、とっぽい不条理劇。どうでもよさげな話題。グレープフルー
ツってフルーツ？、じゃあグレープは何？とか。本質外したずれ。内実より看板な
記号。人が殺されたことより、その場所にこだわったり。勘違いに名前を決めれば
その後はそういう人として。不可思議なキャラや展開、はお話参照。情熱廃して、
説明を除いたスタイル。若い劇団じゃ、珍しいよなこだわりありそ。
会話のずれが単発、ただの変な人の物言いになりがち。へんななりに理屈だって
展開すると、逆に面白かろうと思うねこ。記号うんぬんにしても、ありきたアプロー
チだし。役者芝居が弱し。だもんでとっぽい間がもたない。無駄の可笑しさが醸せ
ない。冗長で暗い雰囲気がまんまで△。上演長め。１時間くらいだと、眠くならず
に済んでよかったかも。
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