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＠下北沢 ザ・スズナリ (1999/8/25-29 7ステージ) ※8/27(金)2:00PMのみ
映画「ミュージック・ドラゴン」 同時上映。全指定前売2800 当日3000
作・演出：高羽泰雄 音楽：カサギマナブ 照明：佐藤啓 音響：嘉瀬順子
美術：佐野あづさ CG：勝田聡 舞台監督：藤井純子
大道具：南部宏子・鈴木かおり 衣装デザイン：尾里歩 衣装：宮川智美
写真：中野江美 映像操作：田巻剛 音響助手：くりためい[つきかげ演劇学校]
制作：山本直子、石川宏子、菊地宣子
出演：
正木鋼志・：ベンジャミン（マジック探偵）、グスタフ
遠藤清美・：ベンジャミン・好色、パトリシア（姫）
入山宏一[絶対王様]：ペンジャミン・老人、シスターマリ、コイチンゲール、
さんちゃん
渡辺詩子・：ペンジャミン・子供、オリヴィア（姫の友人）、ウッティープ
古賀裕之・：ネリオ（天才科学探偵）、王様、兄貴２、ヒラリー
笠原 大・：フライングウィッチ（怪人）、マスター、兄貴１、ダイアン
小林百合花：女刑事、王妃、ユリシーズ
崔美愛・・：チャーリー（王家執事）、怪鳥、ドグ・ジューン、サイゴン
1999/8/27(金)晴れ 7:05-9:00PM(1'50) 中段より 客席９割(100人）
客層：20才代女性7―8割。あまり年齢層に広がりなし。
客入れ：とってもゆったりと埋まる客席。ベンチ2列、ほか背もたれ付。いつもながら
狭い前後間隔。入口で荷物預かりあり（大きい荷物は預けたほうが○）客入れに
２名常駐、てきぱき誘導してて○。ＣＤほか物販あり。折込パンフは役者、スタッ
フクレジット、予定のみ。文字少でちょっと淋しいねこ。
初見。パル多摩の演フェスでグランプリとったんだっけ？な劇団。
舞台。額縁に幕な古の劇場風。薄緑フレームに歯車形がエンボスにあしらわれ。
幕をあげると舞台中段にまた幕がある仕掛け。
お話。マジックで捜査の探偵・ベンジャミン（正木）。王宮舞踏会に現われた怪人
・フライングウィッチ（笠原）と対決。勝ったと喜ぶもつかの間、イタチの最後っ屁
ならぬ怪光線を浴びたことでベンジャミンの人格は分裂、おまけに時間が逆行
はじめちゃったから、大変。果たして、ベンジャミンはこの困った事態をなんとか
できるのか。自滅な荒技をかました、怪人の真の目的とは一体なんなのか。
前半、９つの場面をラストの対決場面から発端まで逆回しで見せ、後半、同じ設定
場面を時系列におくってく展開。ＳＦ古典なアイディアすね。場面内の演技や動き
の逆回しは人間技じゃないし、訳わかんなくなるのでやらず。リプレイなれど、
変調してのキャラの反応違い、謎が明らかとなってくミステリーな面白さあり。
しょぼいのに困ったり、くすり笑いしたり。スラップスティックのサイレント映画ぽい
単純な善悪ものにあれこれ。ぎこちなわざとらマイム。アニパロな雰囲気な
とほほギャグや緩い攻撃技（マジック攻撃「まんが貸してよ、まんが姫」ってコント
は結局なんなんだか、とか）。アイシャドー濃い目の宝塚役者（みたことないけど
）なメイクで一人多役。怪人役・笠原さんなど耽美派女形というところか。（で
アニパロ定番の三枚目ぶり。これが女性客が多い故か） アクション、ゴスペル
コーラス、綺麗に造った3D-CG映像もあってなんなんだかな、盛り沢山サービス。
全体、学芸会乗りであれこれな印象。こういう物語好き、キャラ芝居好きには
楽しめるところ。今回ねこは△。演技などのべたな間の悪さやスカスカさに目が
いき、醒めちゃったから。時折よくわかんない（ねた）芝居があるに困っちゃたりも
一因。
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