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＠渋谷 Ｘｐ(1999/12/27 2ステージ） 全自由前売り当日共2500（１ドリンク付）
作・演出：福田将就 照明：竹野健三郎 音響：加藤温 映像：今城恵子
衣装：鳥谷尾明子 ドリンク･フード：畠山義文ほか 美術：松木美砂子、野末晃子、
鈴木伸行、三村くるみ、黒澤奨平、西廣泰、松浦孝行 チラシデザイン：松永路
制作：和地志伸ほか
出演：末光麗美、内堀裕子、岡村泰子、西牧佳子、吉岡睦雄、最上沙和子、近高性、
山形涼士、高多康一朗[RONNIE ROCKET]、伊達暁[阿佐ヶ谷スパイダース]、
福田将就
1999/12/27(月)晴れ 9:15-10:30PM(1'15) 前方より 客席超満員(130?人）
客層：20才代、前半の若い子が中心。女性８割。
客入れ：受付開演１時間前から。整理順に20-30人ずつ入場。入口で巴をあしらった
ようなステッカーをもらい、服やらに貼り付け。定席100ほど、後部にスツールを
だして増席。椅子の間につまみ（クラッカー？、おつけもの）を置いたテーブルを
幾つか（パーティ趣向だからね）。パンフ。今夜の集まりの趣旨、教祖の生い立ち
など芝居の背景説明。スタッフはきちんと記載、けど配役が判らないは△。
ドリンクは、係員がリクエストを聞いて配り歩き（カクテル、ビール中心のよう）。
初見。作・演出の名はたまに目にしてたねこ。明大系？の人かしら。
会場。フードバー全体を使用、結婚式場設定。。天井はダクト剥きだし、各間に赤い
リボンを渡し。床はダイヤ型木製パネルを敷き詰め。片側に木製バーカウンター、
もう一方はハーフミラー一面（ラストで見透かす演出あり） 正面に白木の長椅子
と垂れ幕の祭壇、中央通路に赤カーペット、両脇に椅子でバージンロードなこしらえ
開演まで食べたり飲んだり、一服したりと時間つぶし。
お話。イカサマを教義とする集団＊のカリスマ・具志堅のあ。好きな言葉はMay be、
嫌いな言葉はMust。（＊「具志堅のあの箱根に舟で行く会（通称ノアの箱船）」）。
「６才」の彼の「娘・シャム双生児」（ということになっている）２人の”結びの
儀”（結婚式）。新郎はすでにメンバーからくじ引きで選ばれている。儀式はまた、
のあが書いたという、生命誕生の話を聞く会でもある。
教祖・のあの阿呆なこどもじみた発言に一喜一憂するメンバー達。バイオで生命誕生
成功報告、自分が受けた奇跡告白、と教祖のすばらしさを讃える。が、みな胡散臭い
（出鱈目前提だから）。都合が悪くなると「イカサマまわっしょい」と唱えてごま
かし。直情な若い信者がわけわかんないス、と激をとばすも式に影響なし。唐突、
気まぐれな教祖は式の途中で帰る宣言。うろたえながらも、一緒になんか踊れば
ハッピー信徒。教祖が去ると、ぜんぜんやる気なくなり。そのうち、教祖が戻る様子
がないことに気づき、誘拐の杞憂もどうも当たったよう。すぐさまにパニックと
なって・・。
もっとも顔で胡散臭く、へんてこ。分かり易いおばさと、意味不明の言動をまぜ
こぜる。すっとこどっこいな式の合間に神秘らしく「蛇と蜂：蜂に刺される哀しい
蛇の話」を挿入。ますます捉えどころなし。新興宗教集団という、奇妙なこと自体
がリアリティをもつ設定がちとべた。笑うに笑えないねこ。風刺としゃれ、ナン
センスはわかるんだけど。部外者との介入とか、うきだたせる趣向があるといい
かも。
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