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＠新宿 タイニイアリス(2001/1/24-30 10ステージ)
全自由 前売2,500円 当日2,800円
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/afro13/ 劇団hp
演出：佐々木智広 脚本：伊東幸一郎 イベントプランナー：木佐木順
舞台監督：山田智恵子 照明：浜崎亮 音響：笠木健司、西川美枝子
作曲：高橋史泰 衣裳：飯室亜希子、青山純子 小道具：今井聡子
殺陣指導：荒井義仁 宣伝美術：石田有 制作：中村桐子、原宏美
出演：
中谷さとみ[劇団☆新感線]：キウェル=キウェル（ウーアセルに一目惚れした娘）
タイソン大屋[劇団☆新感線]：ウーアセルＡ（ネアンデルタール。キウェルに恋）
ユリヒデキ：ディエーハ（キウェルの幼なじみ。やや片思いに相思相愛）
高田始 ：バルウ（キウェルの弟）
伊藤弘雄[リボルブ方式]：バダハ（村人。キウェルに片思い）
北川貴祥：ゲルナハ（村人。キウェルに片思い）
キサキ ジョン：ホリン（村人。キウェルに片思い）
山崎君子：ミクトラ （族長）
山本あさみ：イェルバ（村人）
肥田幸香：クレシェ（村人）
吉川麻衣子：フィン（村人。知能障害あり）
荒井義仁：イェサム（村人）
安川一浪汰：ロチータ（村人）
中原真治：シンジゲ（村人）
いごっそIBG[劇団123]：ソッゴーイ（村人）
高橋史泰：フミちゃん（？）
綿貫義夫：ウーアセルＢ（Ａの年上の相棒）
石橋和加子、入江修、斎藤加奈、砂糖マキ、白石譲、高橋恵、藤井朋子、
船津奈緒子、丸山哲：エキストラ
ゲスト（ちょいキャラ）：＠京都 岡嶋秀昭[劇団衛星]、藤原大介[劇団飛び道具]
＠東京 24.26.28.30笹木彰人[絶対王様] 25野呂彰夫(フラクタル)
27大澤章信[舞台王国] 29岸潤一郎[HIGHLEG
JESUS]
2001/1/27(土)大雪 2:15-3:55PM(1'40) 中段より 客席ほぼ満員(60人)
客層：20才代男女とおじさん。地味な演劇ファンと関係者？中心。
客入れ：整理券きっちり区分けも、ぽちぽち埋める客席。荷物預かりきっちりあり
場内誘導はもっと積極的でもよさそう。ノリノリの前説二回、人が違っても同じ内容
でマニュアル化。劇中使う「花」ライト(500円）をお客も使ってと斡旋。だれも
買わず気の毒。も、造形がもひとつで…。１，２列目は客いじり、舞台参加あり。
好きな人には○（かな）。悪天候に客待ち15分押し。折り込みパンフ。B5 4Pに
目一杯のクレジット。中谷さとみ直筆相関図がわかりやすい、つうか名前がそもそも
わかりにくい。物販。ＣＤ、花ライトほか。
劇団新感線の若手？二人のユニット。初見ねこ。
舞台。素舞台に持ち込み式。上手下手にスクリーン。字幕、ライブ映像（着ぐるみ
で劇場外、知らないおじさんに怒られたり、楽屋と舞台でための会話したり、
箸休め的場面で使用）を投影。天井にはスーパーウーファー、天変地異に重低音。
お話。人間と鳥人なネアンデルタールの一族は谷を挟んで、長らく敵対していた。
鳥人たちは干し肉をわけてほしいだけなのに、いつも血を血で洗う争いごと。
互いの言葉はわからず、和解は試みられたことはなかった。今また新たな争い。
鳥人のマスクの下の素顔を偶然目にした、少女キウェルはいままで感じたことが
ない胸のうずきを感じるのだった。キウェルには、20歳の誕生日に将来の伴侶を
選ぶ儀式が迫っていた。幼なじみのディエーハをと、なんとなく思っていた、
キウェルの心にさざ波が起こる。それは相手の鳥人とても同じこと。
しかし、誤解と行き違いから二人は引き裂かれ、仲間を殺された部族の怒りは
キウェルにも向けられていく。愛は止まらず、憎しみは抑えられずに、二人は
傷つけあって…。
言葉よりマインド、ビジュアルに万感を込めて印象的。演出あれこれ。客いじりと
お誘いで一緒に盛り上げようよ、のライブ指向。前半、同人誌な小ねたギャグ
連発。内輪のお楽しみが届かない客席に寒風。意欲はわかるけど、すべっちゃって
気の毒。布を張り渡し、そこに照明、映像を映しての転換はスピーディ。小気味
よいモブや殺陣の動きも相まって○。ラストは美しく立つ二人に薫る花の香りも
加えて、ムーディ。ビジュアルに比べ、言葉の緩さが惜しいと思うねこ。
役者。中川さん。アイドルな存在感。小豆のようにはじける動きと表情が魅力。
なんでネアンデルタールに恋したのかはよくわかんなかったけど。タイソンさん。
一途な瞳が○。殺陣の動きはさすがの見応えあり。