＠浅草 アサヒ・アートスクエア(2006/10/13-14 2ステージ)
http://www.asahibeer.co.jp/csr/philanthropy/artsquare/
全自由(整理番号付。ワンドリンク付)前売3000円 学生前売2800円 当日3200円
企画・構成：桜井圭介 企画協力：紫牟田伸子 デザイン：東泉一郎
舞台監督：原口佳子[office モリブデン] 照明：森規幸[balance, Inc.DESIGN]
音響：木下真紀 制作：奥野将徳、中西茜 制作協力：プリコグ
製作：吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会 助成：アサヒビール芸術文化財団、
財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金
DJ / VJ：
DJ RYU KONNO(Super Deluxe/Come on people) VJ 稲葉まり
出演：下記
2006/10/13(金)晴 6:38-8:54PM(55/休20/57)中央後方 客席満員(200人）
客層：20-30歳代中心、男女半々。中年層結構。
客入れ：風吹く戸外で待ついつも通り。整列誘導ゆるめにあり。学生券は別に列を
つくり。エレベータに乗れる人数毎に呼び出し。中央と左右5ブロック6列のいつも
通り。千鳥配置で見え方配慮。後半、最前列には自分の身は自分で守るビニール
配布。折り込みチラシ結構厚め。折り込みパンフ A4 3ページ＋プログラム1枚。
次回公演。来年3/9-10 KATHY再び。 物販。康本雅子主演まことクラブDVD、
各Ｔシャツなど。 カーテンコール1回後、やんちゃにボーナストラック。
コンテンポラリダンス＝わけがわからないダンスとばかり、お笑いと純ダンスの混沌
模様となった今回。サイケデリックな寄席景色？。冒頭と休憩時に、クレイアニメと
コラージュのビデオ＋ＤＪ。回を追う毎にレベルアップ印象。
岩渕貞太、yummy dance。関係性を感じ、物語るダンス。がちゃがちゃとした動きや
交感関係がニブロール彷彿の岩淵。ユニゾンの協調に個性と孤独を滲ませ、かっこ
よくない動きが印象のyummy dance。
休もうと雅子。長い手足と柔軟な恵まれた肢体を活かし、曲に乗って間断なく踊り。
心のおもむくままの最近傾向。かっちり構成された長編も見たくなるねこ。
砂連尾理。かっちりと隙なく構成。音楽も振りもばっちりはまり。バーテンとシェイ
カーから広がる妄想の変奏の面白みあり。
シベリア少女鉄道。外国人監督と通訳者の立場が逆転する面白さ。紋きりをすらっと
おかしみとも破るアナーキーさ。
小浜正寛。透明人間とのホントの「エアな」マイムやりとりとか、落語な一人語りにて。
脱力、平板のとぼけた面白さ。
地点。演説とカッパ語りらをコラージュ、文節切りの独特口調での一人語り。
なにかありそうで起こらず、不可思議さを残して去っていく、後味ぽあとりん。
鉄割アルバトロスケット。一発芸とアナーキーなガナリ芸。屈むと小銭が滝のように
流れる「金ジャラ」のくだらなさに笑い。
構成覚え書き
SIDE A
1 岩渕貞太「mint(+)」
振付：岩渕貞太 出演：畦地亜耶加、岩渕貞太
2人ぴょんぴょんと跳躍、手、足をユニゾンで振る。もみ手のようにしたり細かな
動き。女が男にぶち当たり、転がし。男は女を前に髪をまとめて掴み、女は両手を
横降りで男を叩くがはなさない。男が手を離し、別れ。音楽止み。男は中央に立ち、
手をこちゃ。女は周回、やがて男にぶち当たる。
2 鉄割アルバトロスケット「ハエハエカカカカ」「港町ブルース」
作振者：戌井昭人 演出・照明：牛嶋みさを
ギターハウリング。七色の電飾付で寄席の出し物墨書。男が拡声器でがなり立て。
板をもった白ワイシャツの男達６が並び、ハエハエカカカと節をつけながら、板で
自分の頭を叩き、ティッシュを散らす。ティッシュをユニゾンで振る、軍艦マーチの
節でハエハエカカカ。
赤シャツ、白スーツの眼鏡男は演歌歌手きどりでぼっさり登場。音楽・港町ブルース
寝ころびながら、マイクで指示を出す男、まずシャツのボタンをはずせや、おまえで
客席を指させや。
3 休もうと雅子「妹」
掛け布団で寝る康本。陽水音楽。中でばたばたする。寝ては起きを繰り返し。
もちまえの長い手足と柔軟さで軟体動物？生まれたての子羊？な動き。回転や手足
ぶりを交えての布団とのコラボ床ダンス。起きて、吊革につかまってる風で通勤？。
こまのような回転と手足ぶり多様、また布団にねて、バイバイと手をふる。
4 小浜正寛（ボクデス）「エア人間関係」
作・演出・出演：小浜正寛
空の1リットルペットボトル片手、ジャージ姿。透明人間からもらった薬が入って
いるらしい。その長い一部始終を落語に一人語り。まるで見えているかのような
パントマイムをする透明人間とか、透明人間が双子で掛け合いをするなど、うーんな
ひねり！？。肩から力抜けまくりにとつとつトーク。
5 yummy dance「I like blue?」
振付：yummy dance 出演：宇都宮忍、戒田美由紀、合田緑、高橋砂織、特居幸
舞台下、舞台前で震える５。そのまま舞台に上がり、手足を横にうねるようにユニ
ゾン。レイをつけ、手に木彫りの熊をもった一人がおどおどと前方。熊で一人遊び、
後方の暗がりに4人もぞもぞ。4人が横に並び、得意顔の彼女に嫌み顔、レイのゴムを
ひっぱって顔に当てたりいじめムード。彼女を横抱きしてリフトしてあげる、
和解？。してほしいほかの子を不器用に横抱きしてあげる。総員展開、床を転がり、
互いに飛び越えあい。ひとかたまりになって、ユニゾン膝で歩く、競争模様。
6 鉄割アルバトロスケット「ドラエもの」「金ジャラ」「生まれたての馬鹿」
「ＬＳＤ」
ドラエもの。ほっかむりをした眼鏡中年。だるそうに僕ドラエも○。マクドナルド
でどら焼きを執拗に注文。未来のしょうもない発明アイテム。アジアの子供大好きと
胡散臭くいって去り。
古橋、前屈みになると小銭が滝のように床に落ちる。
髪を濡らし、生まれたての山羊のようにぎこちなく、四つん這いで歩く中年男。
歩き方がわからないんです、教えて。なんでこんな目にあうのか、死ぬにしねない
みたいなこと訴え。
ＬＳＤ。とりどりの服装、職業のやつらが並んで脱力に歌い。目に隈のジャンキー
が中心のおじさんを刺し殺し。僕がＬ、Ｄ、でおじさんがＳだった。
休憩20分
SIDE B
1 鉄割アルバトロスケット「ゆでたまご」
白衣っぽい服装、関西弁の男、卵の不思議を講釈するという。マジックで顔を書き、
客席に投げつける？しないけど。皮を剥く、またマジックで顔を書く。剥くと書け
ないということだ。
2 砂連尾理（砂連尾理+寺田みさこ）「バーテンダー」
振付・出演：砂連尾理
ダークなジャケットとパンツ、ネクタイ姿のバーテン。ラテン・タブーの濃い口
音楽。シェイカーを振る、上げる手と振れる腰。片手に震えるもの、鼓動音。逃がし
行方を追う。指揮者のようタクトを振る仕草。後ろ手にかがみ込む。手、足、前後
動作。倒れ伏す、横向きになり。銃撃音。そのまま床に延べて足をひねり。
廻りながら、横飛び。立ち上がり、上下に振り、飛び、崩れ、床に延べて廻る。
繰り返し。手を降りながら、上下してデフォルメしたバーテンダー動き。シェイカー
を振り、自ら飲みながら退場、途中床に吐き出す。
3 シベリア少女鉄道「ニホンゴチョットワカリマス」
作・演出：土屋亮一 出演：前畑陽平、篠塚茜
日○ム・ヒル○ン監督の勝利インタビュー。やがて女性同時通訳が暴走しはじめ、
勝手に思うところを通訳。監督抗議をよそに、通訳はソロコンサート模様・中島美嘉
NANA主題歌熱唱。監督は思わず知らずか曲に乗って踊り・ながらも抗議・しかし
ながら、ギターソロ。
4 休もうと雅子「姉」
ラテン。オレンジ系円形スポットにぽつん。シルエットを背後に投影しながら、
間断なく回転、しなやかにくねくね。ライトを手に持ち、体を舐めるように当てて、
艶めかしく。暗闇にくねくねし。真っ赤な円形スポット。回転、こしだめ、飛び、
くねくねし。
５ 鉄割アルバトロスケット「わき毛でバイオリン」「けいさんさん」
脇にバイオリンの弓を当てて演奏気取り。水をぶっかけ、口ヴァイオリン。髭男が
後方より現れ、床を芋虫。
指揮者と園児達。ねこちゃん！わんちゃん！と節をつけて歌い出し。足踏み、閃光が
走って、みな倒れ。
６ 地点「話セバ解カル」
演出・構成：三浦基 演出助手：村川拓也 制作：田嶋結菜×橋本制作事務所
引用テキスト：「犬養木堂氏大演説集」犬養毅、「どぶさらえ」前田康、
「彼」フランツ・カフカ
出演：安部聡子
客電が入り、客席後方から緑のスイミングスーツ、脚ひれ、片手に水中眼鏡の女性
登場。ぺたぺたと音を立てながら舞台。わたくしは…と客席を見回し演説開始。
＋カッパのこと＋「話せばわかる」まじり。文章を解体、文節単位で再構成した独特
の口調。ストップモーション、カッパのことのアナウンスが場内に流れ。耳を抑え、
錯乱？。日が注ぎ、声が間延び。マーチ。片手〜両手をあげ、非難の言葉〜VIVA！
カッパと連呼。
カーテンコール
会場アナウンスの女性、客のまえに登場します。明かりが入って、眼鏡のボッサリ
男性のオチ。出演者紹介、カーテンコール。
ボーナストラック
鉄割アルバトロスケット「ネギで殴り合う」
ビニールシートを貼って、男どもがネギを投げ合い。会場中、ネギの臭気充満。
最後に残った、ボッサリ男は生ネギを丸かじり。
[月間一覧］