[ホーム]（個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2008/4/25-5/6 13ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売3000円 当日3200円
作・演出 林灰二
舞台監督：NYチーズケーキ 美術：仁平祐也
音響：田島誠治 飯田彰子（Sound Gimmick） 小道具：中島香奈子 當間英之
宣伝美術（web）：清水慎太郎 制作：菅澤智美＋Hi-spec(s)
主催：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
企画制作：Oi-SCALE／Hi-Spec(s)／(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
製作：Oi-crew Harts http://www.oi-scale.com/index2_if.html
出演：
永堀剛敏 ：河口一郎（長男 地元警察官） *[FMG］
林 灰二 ：河口次郎（次男 東京から帰ってくる）
高橋周平 ：河口真 （三男 浪人生）
川崎賢一 ：鶴野（地元のヤクザ）
中泉裕矢 ：大月（鶴野の舎弟）
大河内健太郎 ：赤坂（鶴野の舎弟）
かあきじいんず：吉池（医師） *[Rel-ay／ツィンテル]
志賀聖子 ：看護士・藤谷由比 *[ダムダム弾団]
杉本佳奈子 ：白衣の女・青井、コンビニ店員
吉田テツタ ：東 （コンビニ店長）
奥瀬繁 ：下田（年長の地元警察官） *[幻の劇団見て見て]
中野博文 ：谷村（地元警察官）
2008/5/3(土)曇 3:06-5:03PM(1'57)中央中段 客席8割(40人)
客層：20-30才代中心、中年層ちらほら。男女半々。
客入れ：次第埋まる客席。ひな壇に椅子席4列。前方から座るようお願いあり。
ト書きを読む役者が2方に座るけど、演技は中央中心なので前方でも○。 折り込み
チラシそれなり、。パンフ A4縦 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。
次回公演。今秋。 物販。未確認。 カーテンコール1回。
初見。＋Hi-Spec(s)って、新企画？。
舞台。四角隅に椅子、対角２はサイドデスク付き、ハードカバーのテキストを置かれ
、劇中ト書きを朗読。正面壁に満月を映したモニタが等間隔で置かれ。ほか、調度
なしの極シンプル。
お話。函館、山中から他殺死体。人手不足な現実に倫理感も薄れがちな地元警察官達
はやっかい顔。その頃、東京から地元で名うての悪だった男が帰ってくる。不穏な噂
が流れ、警察官である兄は戸惑う。病床で死に瀕している父、不甲斐ない弟も気がか
りだ。少年時代から引きずるやくざもの達との力関係、確執の中、男達は小さく
身もだえするように生きていく。
恐れと望みに揺れる、終わらない青春残酷物語。をガツンと真剣勝負の心理劇で
描き。ごまかしのない綿密な作劇と演技を堪能するねこ。舞台はシンプル、闇を従え
、役者をくっきりと浮かばせ。月の映像とも夜香が漂うような空間造り○。暴力と金
で折り合いをつけ、変化のない地元の人間関係に囚われる人々。行き場なく恐れ、
なけなしに望む。それぞれの感情と行動を、飾りのない言葉と有り様でしっかりと
描いていく。力関係や立場、善悪によらず、いずれも人間味ある人物像として、
好感を抱くねこ。緊迫感漂う中、軽く笑いをまぶしていくキャラ芝居も○。
[月間一覧］