＠新宿・SPACE雑遊(2008/9/23-28 8ステージ)
http://www.chirinbou.com/
全自由 前売当日とも一般3000円 学生割引2500円 高校生以下1500円
＠川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 9/30 1ステージ
作・演出：青木豪[グリング] 美術：田中敏恵 舞台監督：筒井昭善
照明：相良浩司（MSG） 音響：藤田赤目 衣装：前田文子 宣伝美術：松吉太郎
宣伝写真：五十嵐和則 イラストレーション：東海林さだお キャラクター：村上豊
制作：中野良恵 アル☆カンパニー http://aru-c.com
出演：
平田満
大谷亮介
井上加奈子
2008/9/25(木)晴 7:35-9:46PM(1'09)最前方中央 客席満員(85人)
客層：壮年層中心の大人客席。男女半々。
客入れ：前売り完売（先週までHP予約可能でした）。ジァンジァンみたいな劇場空間
に2面客席。正面、ベンチ1ひな壇に椅子4.5列 右手ベンチ1椅子3列。開演5分前で
まだベンチ空席あり。誘導随時あり。開演前に主宰・平田満から腰低くもきっちりとした
諸注意。折り込みチラシ少々。パンフ A5 3ページ。挨拶、プロフィール、スタッフ。
次回公演。1/10-11「(お)もろい夫婦／宝物」＠川崎市アートセンター アルテリオ
小劇場。 物販。グリング公演DVD カーテンコール1回2分告知いろいろ。
平田満・井上加奈子夫妻・主宰カンパニー。今回初の新作劇上演とか。
舞台。斜におかれた昭和な洋室。壁に緑青色の格子、下手に窓な開口、正面下手に
格子戸。調度は、狭いシングルベッド、マホガニーの椅子とテーブル、丸椅子。床に
ペルシャ模様のラグ。
お話。家賃収入で暮らす兄(大谷)とその妹。とある日、30年前に下宿していたという
胡散臭い、しかしやたら腰の低い男が尋ねてくる。少々厚かましく、居着いてしまうかと
思われたが、本意を別のところにあって。
思わぬ展開をする、サイコな心理劇。ミステリーとしても面白いが、男女の深い業を
達者役者芝居でする濃い口の味わいがたまらない。レパートリーとして再演を重ねて
ほしい、謎が既知でもなお楽しめる、作品と思うねこ。青木豪作品としては言葉
少なめ、というか言いよどむ、含む台詞が多め。ベテランの芝居の巧さに託したの
かしら。台詞のみならず、目の色、肌の緊張らで細かに心理描写。曖昧な行く末の
不安と闇をくっきりと兆し、その後につなげて見事。緊迫と弛緩をほどよく繰り返し
高めていく3人のアンサンブルはいわずもがな。
役者。平田さん。卑しくも哀れな目と口元が強く印象。大谷さん。変化に力、あなた
はやっぱり火男なり。井上さん。顔面もコントロールできるの？と驚くねこ。
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