＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2008/10/24-11/3 ステージ)10/27休演
http://www.mitaka.jpn.org/geibun/
全指定 一般前売3300円 当日3600円 高校生以下1000円(前売・当日共）
脚本・演出：前川知大
舞台美術:土岐研一 照明:松本大介(einjin-light) 音響:鏑木知宏
楽曲提供:安東克人(&cut) 衣裳:今村あずさ(SHIG KEN KEN) 演出助手:矢本翼子
舞台監督:谷澤拓巳(至福団) 制作:中島隆裕 制作:吉田直美
出演：
episode1 賽の河原で踊りまくる「亡霊」
板垣雄亮[殿様ランチ] ：鬼
國重直也：亡者Ａ
盛隆二 ：亡者Ｂ
森下創 ：亡者Ｃ
浜田信也：亡者Ｄ
伊勢佳世：奪衣婆（だつえばあ）
episode2 やさしい人の業火な「懐石」
古河耕史：丹野不二夫（愚連隊に襲われた青年）
盛隆二 ：辻正彦(傷ついた丹野を家に招いたフードコーディネイター）
岩本幸子：辻圭子（その妻）
浜田信也：愚連隊・甲
國重直也：愚連隊・乙
森下創 ：愚連隊・丙
episode3 瞬きさせない宇宙の「幸福」その1
窪田道聡：二階堂望（特異な天文マニア）
森下創 ：山田輝夫（部長 望とサークル仲間)
緒方健児：藤枝次郎（望とサークル仲間)
岩本幸子：辻圭子
板垣雄亮：ラッパ屋
episode4 東の海の笑わない「帝王」
浜田信也：馬頭至（ポーカーフェイス）
伊勢佳世：馬頭さくら（その妻）
國重直也：寺泊満（至の同僚）
岩本幸子：辻圭子
episode3 瞬きさせない宇宙の「幸福」その2
古河耕史：巡礼者（丹野）
episode1 賽の河原で踊りまくる「亡霊」
2008/10/24(金)小雨 7:36-9:49PM(2'13)中段上手 客席ほぼ満員(140人)
客層：20-30才代中心に、子供連れからじじばばまで幅広く。男女半々。
客入れ：当日券あり。劇場後列は撤去、A-G（今回Gはマスク)のみ、ブルーライトの
たっぷり空間とし。傘袋手渡し、荷物預かりなどいつもながら親切。折り込みチラシ
特盛りでビニール袋入り。重い。鉛筆付き。パンフ B4 3つ折り。プログラム、
あらすじ、配役、役者顔写真、予定。次回公演。11/26-30試演会＠キッド・アイラッ
ク・アートホール。1/24-15 NHKシアターコレクション「短編集」＠NHKみんなの
広場・ふれあいホール。 物販。新規なし。 カーテンコール1回。
2006年(ねこ未見)に続く、膨大な記憶からピックアップな意のオムニバス第二弾。
舞台。どこか張りぼてめいた、机や収納棚、押し入れ装置を持ち込み式。
お話。趣が異なる4話を緩やかにつなげたオムニバス。荷運びをしては「鬼」に壊さ
れる不条理「亡霊」。おもてなしの優しさと危うさ リアルホラー「懐石」。瞬き
さえできない幸福と代償 ＳＦホラー「幸福」。心と体のずれの悲喜 シチュエー
ションコメディ「帝王」。
冴えてる、いけてる 面白ファンタジー。非現実・超現実をくだけた生活描写に
鮮やかに浮かばせる、知的で機知に富んだ作風の詰め合わせ。四色を一度に楽しめる
試食なパックを美味しく頂くねこ。テーマは武器、描かれるのは故事に習いその矛盾。
葛藤あれこれと、ドラマ本来な面白さ。
シニカルなのに湿らず苦み走らず、ドライなおかしみをもって小気味よく描かれ。
また、シュールも生活感を常に伴って、概念的にならず。
単純にはくくれない、でも判りやすく感じて楽しめる。長編ものより、肩から力が
抜けた？分、才能の程がよくわかる好企画と思うねこ。
役者。鬼役・板垣雄亮。これもリーマンな板挟みの哀しさを達者な役者芝居で。
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