＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2008/10/30-11/10 15ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売2000円 当日2500円 朝公演セット券3500円
11/7(金)m -500円
作・演出：神里雄大 照明：高橋かおり 制作：elegirl label
助手：鈴木啓史 表紙画：新宅睦仁「宿河原在住男性」
企画制作：岡崎藝術座／(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
協力：Y.e.P／吉住モータース、Power Doll Engine、Hikari Honpo
平成20年度文化庁芸術拠点形成事業
アフタートーク 10/30出演者 10/31篠田千明（快快・演出家）
11/5山内健司（青年団・俳優）
出演：
・リズム三兄妹
鷲尾英彰：利頭武(長男）
白神美央：利頭エム結う（長女 リズム至上主義）
内田慈 ：利頭夢子（妹 こうみえて理論派）
億土点 ：俳優の坂田
召田実子 ：シミズショウコ（坂田のファン）
坂倉奈津子：女（リズム三兄弟・姉と同棲中）
西田夏奈子：巣恋歌（すごいうた 伝説の歌手）
2008/10/31(金)晴 7:32-8:51PM(1'29)中段中央 客席8割(40人)
客層：20-30才代中心、男性過半数、コアな演劇ファンとお友達？。
客入れ：間際に埋まる客席。ひな壇に椅子5列。前方が見易いと誘導、床座り場面が
多いけど、舞台全幅を使うので後方のがいいかも。お客の移動など特殊趣向はなし。
チラシそれなり。折り込みパンフ B5 3ページ あいさつ、配役、スタッフ、予定。
物販。台本500円 冒頭シーンの細かすぎる設定に驚くねこ。CD巣恋歌はうたいつづ
ける 500円 サイン入り 台本とも購入ねこ。 カーテンコール1回。
おもしろ演出をするとの評判をきき、初見ねこ。
舞台。コンクリむき出し床に「小さく部屋割」テーピング。脱ぎ散らかした衣服、
洗面器やトイレペーパーが場のサイン。長いコード付きのＣＤラジカセ、ＰＡスピー
カのコーラ缶にバラ一輪。無造作そうで、かなりこだわりありそう。
お話。生活、他人との関係もリズム(ルール）で捉える三兄妹。失踪中の姉は、レズビ
アンの恋人と同棲中も、2人の関係は既に醒めている。一方、妹は、ある俳優を溺愛
する友達の告白に助言。歌勝負と意気込む友人のあまりのリズム音痴ぶりに閉口。
でもめげずにレッスン。長男は妹とととっても仲良し、だけどリズムで物事を考察し
ようとする彼女としばし口喧嘩。兄に懸念一つ。兄妹が愛する歌手・巣恋歌のリズム
常任に判らぬ微妙な狂いを発見。歌手には人知れない悩みあり。触発された妹のリズ
ム思考は一層深耕。自然界を律するリズムを平面とすると、これを立体的なものに
グレードアップするにはどうしたらいいのか。
デフォルメまた知的アプローチがいろいろと楽しい、言葉と身体表現ヴァラエティ。
メリハリがきいた現代口語会話と、口ほどに物を言う身体表現。自由で思いもよらぬ
発想の視点に興味津々ねこ。思索は自由、肉体にストレスと、リズム＝ルールを課せ
られた役者の奮闘表現または遊びぶりは見物。生活の調度、音、所作やらいろいろ見
立て、マンガ演技、ミュージカル熱唱、振り付き語りとか。徐々に盛り上がっていく
グルーブ、伴う叙情に、表現へのこだわりと若い情熱が感じられて好感ねこ。
役者。集中力がまあすごい。調度を演じる億土点さん。全身ギャグ・召田さん。15分
モノローグ、またラップにミュージカルと大忙し・1人語り内田さん。ソウルフルな
歌唱にほよよ、役者としても個性的な西田さん。
・アフタートーク 8:55-9:22PM(27) 3割？残り
篠田千明[快快]×神里雄大
ほとんど省略、ねこなりにまとめてことをお断り。
篠田 （神里 どこが面白かったですか？。雰囲気？）雰囲気が、軽い感じで。
いきなりしゃべっていいの？、お客さんが困ってるよ。
神里 1人で岡崎藝術座です。岡崎は引きこもりしてます。
篠崎 京王線沿線だね？。
神里 台本が書き直しまくって、途中でヒーロー物にしようと思った。姉がインドに
修行にいって、妹は高尾山へリズム修行へいくべきだということで、京王線沿線。
みな、高尾山口へ繋がっているという。京王線のリズム感でもってつくった。
篠田 一杯書き直した感じがして、懐かしい感じがした、かちんときたでしょ
（神里 そういうところなんだなと？）そんなこといってないでしょ、考えてる
ことがわかる。ルートが一緒でもアウトプットが違って当たり前。同じ公園の砂場
ならそこでどう遊ぶか考える、先人はみなそうでしょ。
(来年、同年代の演出家6人でやる企画、劇でつかった音楽のこと。最近は選曲が探し
に行かず、普段聞いてるMP3プレイヤーから選んでしまうとか。）
早くも質問コーナー
Ｑ１ 役者さんがしゃべって動作がリズムになっていく。あれは振付を演出でつけて
いるの？。
Ａ１ 神里 最後のシーン（内田さんのモノローグ）については、動きに制約を課し
ているが、振付はつけていない。
篠田 (自分が長台詞をした体験から）ペしゃんと潰すみたいな。自分に課して
いたのは体の動きが表面に出るのを叩くみたいな。
神里 全然違います。声も体も一部だと、手足も声と同じ表現したい欲求がある
だろうと、胴体とか足とか、顔の表情とかを独立して動かしてほしいと要求して
稽古でやってもらって決めていった
篠田 いいやつを残すみたいな。
神里 説明を重点的にしていったので形はつくっていない。その都度変わっていく。
篠田 内的な物？。
神里 最初の方、台詞が少ないシーンはデフォルメをして、メインで体が勝っている
じゃない動作を現していた。
篠田 体から言葉が発せられるとき、言葉より声の方に…。(神里 言い方を変えて
ください）自分が創るとき、人と言葉と声というのは全然違う。
神里 言葉が持つイメージと声のイメージの違い？。
篠田 言葉は置物的な感じがする。
神里 最初のシーンはルールがあって、言わなければならないので、とりあえず外に
出す。でも実際、体は別のことをしゃべってるみたいなことはやっている。
篠田 最後のシーンは言葉自信より、その人自身が表現しているみたいな。
神里 要するに口があちこちついているイメージ(怖いね）。
篠田 （中締めを提案）しゃべりたいことはあるけど、とりとめなくなるなと。
神里 「トイレ」に出したりいれたり、人が入ってたりしてましたけど、どうでも
いいですか？。
篠田 あれは別にどうでもいい。それよりソファの人が瞬きしてませんでしたね。
神里 あの時点で潰れてましたけど、視界が緑色になってますね。大分しんどい、
そんきょしてますけど（そんきょと野球部のこと、筋肉のこと）
篠田 ソファの人は最後までいくかなと思っていたけど、最後は重要な役をされて
ましたけど。なにかないとあの演技はできませんよね（おくどてんさんのこと。
大駱駝艦と関係有るとかないとか）
神里 瞬きはしてますね、集中しているから。(屁理屈言うとソファに目はない
ですよね）それをいってら手も足もない(最初から目をつぶればいい）バランス
感覚がとれないからダメです。
篠田さんから、いい感じの空気感がだしてて尊敬したと褒め言葉。篠田さん出演中の
ハイバイ、来年の演出家6人の企画情宣。
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