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 劇団あおきりみかん其の拾九「蒲団生活者」

 @池袋 シアターグリーン(2009/1/16-18 5ステージ)
 http://www.theater-green.com/
  @名古屋 愛知県芸術劇場・小ホール 11/21-24 6ステージ
 
 全自由 前売2500円 当日2800円 大学生以下1800円 高校生以下1200円

 作・演出:鹿目由紀 演出補佐:登澤良平 プロンプ:梶田恵子、平田惇也
 舞台監督:井上知也(鶴舞座)、山中嵩敬、山中庸平、とみィ(いちごメロン)
 舞台美術:松井組 小道具:チーム「匠」 音響:近藤絵里、花村広大、
 山内庸平 照明:花植厚美(flower-plant) 衣装:松井純子
 制作:宮田瑞江ほか 宣伝美術:羽士明 制作:劇団あおきりみかん
 http://www7.plala.or.jp/lifu/ 協力:サンデーフォークプロモーション
 後援:東海テレビ放送 協賛:JA蒲郡市 グリーンフェスタ2009参加作品
 出演:
 山内庸平 :エモト(依存者の集い リーダー)
 松井真人 :ヤマギシ(仕事依存症)
 山中崇敬 :ヤスダ(遊園地依存症)
 手嶋仁美 :ナカノ(SEX依存症)
 近藤絵理 :ニシヤマ(過食症)
 大屋愉快 :ウメダ(ブランド依存症)
 松井純子 :ヨシカワ(恋人依存症・ストーカー)
 篠原タイヨヲ:ヒロキ(ヨシカワの恋人)
 とみィ[いちごメロン]:ミナミ(なりきれない依存症)
 中元志津 :サカイ(エモト友人)
 鹿目由紀 :母

 正手道隆 :敷き蒲団
 平田惇也 :掛け蒲団
 梶田恵子 :枕
 登澤良平 :抱き枕
 松野有加里:自転車の女

 2009/1/17(土)晴 2:03-3:37PM(1'32)中央中段 客席8割(60人)
 客層:20歳代中心に、子供連れからじじばばまで。女性過半数。
 客入れ:最前は不使用。2列目から6列。案内者常駐。折り込みチラシそれなり。
 アンケートは鉛筆と下敷付き。折り込みパンフ B4両面四つ折り。挨拶、配役、
 スタッフ、役者インタビュー。次回公演。7/10-12「箱は持っている」@シアター
 グリーン。物販。戯曲1000円 缶バッチ200円 ストラップ?円ほか。
 カーテンコール1回2分。ほとんどアンケート書きで居残り。
 
 結成10年、名古屋の劇団東京公演。
 舞台。素の黒い八百屋舞台に持ち込み、ていうか蒲団とか投げ込み式。

 お話。蒲団生活5年の師匠のもとへ、救いを求めて依存症男女。仕事、SEX、
 恋愛、ブランド買、食事 って過度に普通なだけじゃ?な彼ら。真顔で師匠に相談、
 お出かけの時も蒲団に乗る(上端をもち、下端に乗り、跳び跳ねて移動)「安らぎ」
 生活へと。師匠の母親は理解ありげだったけど、大福に毒が盛った形跡をみつけて、
 師匠は疑念募り、出奔。そんな彼にそもそも恋してる女性は苦言、アナタは自分に
 依存してるの、わかってる?。

 キテレツな成りも中身イタクセツナク、でも負けないメリハリ芝居。人生は泣き笑い
 をフィジカルに体現した、蒲団生活演技。滅私奉公の役者達はご苦労様。
 結構痛い群像話をアップテンポのドタバタ調で駈け抜け、乾いた哀切感。素舞台を
 蒲団一面など、ビジュアル面も工夫あり、さらさらと観ることができ。

 依存に惑ったり、あるいは利用したりと、一意ではない様が人間臭く、肯定の視点が
 好ましいねこ。主人公男性など説明が最少でわかりにくく、テンポ優先でちと会話
 荒くれなど気になるけど、勢いあって○。

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