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 海千山千プロデュース公演16「楽屋 流れ去るものはやがてなつかしき」

 @下北沢 OFF・OFFシアター(2009/6/16-21 9ステージ)
 http://www.honda-geki.com/offoff.html
 全自由 一般3500円 早割3000円

 作:清水邦夫 演出:西沢栄治(JAM SESSION) 音楽:森田浩司 美術:松本わかこ
 舞台監督:清水義幸(カフンタ) 音響:二木くみこ 照明:大島早保子
 ヘアメイク:石切山香織 宣伝美術:BON山本 制作:松岡正勝
 企画製作・バリアフリーサービス(音声ガイド、車椅子利用):鯨エマ
 出演:
 多田慶子:女優A
 鯨エマ :女優B
 高橋礼恵[文学座]:女優C
 谷村実紀:女優D

 2009/6/21(日)小雨 5:05-6:13PM(1'04)最前方 客席ほぼ満員(70人)
 客層:大人よりの老若男女。中高年の一団、車椅子観劇の方あり。男女半々。
 客入れ:ベンチ2、ひな壇に椅子とベンチ5列。下手前方が見易いと誘導。折り込み
 チラシそれなり。パンフ A5 4ページ。挨拶、プロフィール、用語解説、予定。
 次回公演 来年秋。物販。楽屋にちなんだとか、あぶらとり紙 50円。マクベスなど
 の台詞を添え書き。ほかDVD。カーテンコールと告知4分。小道具(安全に割れる
 ボトル 定価9600とか)のオークションするも不発。

 清水邦夫の名作を、2004年若手演出家コンクール最優秀受賞歴をもつ西沢栄治が
 演出。海千山千プロデュースが古典脚本を上演するのは初とか。

 舞台。板張り四畳半、左右に脚立や小道具が置かれた版物置な楽屋。正面奥に暖簾、
 赤いカーペットの廊下。手前、低テーブルに化粧道具。奥側下手に化粧台、酒瓶と
 カセットが置かれた小物入れ。

 お話。チェーホフ上演中の楽屋。女優2人は化粧に余念がない、そこに主演女優と
 彼女へ役を返せと迫る若い女優がやってくる。

 刈り込んでスッキリと、小気味よいテンポの会話劇。力強く、物語と女優のありさま
 を描いて、好印象。余分なものがなく潔い、いい仕事をする江戸前職人というところ。
 中堅役者中心に配役、役柄の向こうにちゃんと個性を出張して、ザ・女優祭り。高橋
 礼恵さんを小空間で見られて、うれしく思うねこ。

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