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＠下高井戸 不思議地底窟 青の奇跡(2010/4/23-5/15 毎週末 11ステージ)
http://www.organvital.com/aonokiseki/access01.htm
全自由 前売・当日とも3500円
作・演出・舞台美術：不二稿京 舞台監督・音響操作：亘理千草
照明操作：塔蔦昭三 制作：小林茶太朗 http://www.organvital.com/
出演：
不二稿京 ：床屋の主人・水島幸一
小林茶太朗：ヤコリタ配達の女・幻探偵 明智智子
保村大和 ：噂の床屋、沢渡光一
井内俊一 ：週刊誌記者・赤城
徳田真由美：町子（赤城の妹）
本城敬太 ：苦学生・万年学生の黒沢
永井輝久 ：潔癖性の男・鈴木
大島千佳 ：看護婦１
2010/5/2(日)晴 4:11-6:05PM(1'42+排水待ち11)下段前列 客席9割(21？人)
客層：20-30才代女性と中年層。女性過半数。単独客中心。
客入れ：重装備で30分待ちは申し訳ないと、15分前開場。場内にトイレがない旨断り
あり。受付順に名前を呼ばれて1,2人ずつ地階会場へ。大きなビニール袋に全員荷物
預け。イントレに8人掛け客席、1階前後と2階部分。1階は池(すのこあり）上。
1階前側は、防水用にとビニール合羽、ビニール靴用袋とタオルを渡され。合羽は
後ろ前のがよい、携帯は足下の池に落とす危険があるので預かり推奨。マイ合羽を
持参する猛者あり。中盤から軒下で雨宿り状態、足下と舞台がしだい水没していく、
演技により水しぶきが飛ぶとかあるけど、かぶるとかびしょ濡れはないので結構平気。
5:54PMカーテンコール終了後、ちりとり→ゴミ箱、ポンプ？を使い、劇団員総出で
排水作業開始。ご苦労様なり。
折り込みチラシ少々、パンフA5 3ページ。細かい配役解説、スタッフ、上演記録。
アンケート用下敷きと鉛筆付き。物販なし。
塚本晋也「鉄男」や元唐組・女優で映画監督の不二稿京(ふじわら けい)主宰劇団
前から気にあっていた謎めき劇場とも初見ねこ。
会場、舞台。夜来てみたい電飾看板下、細い階段を降りて奥に古い床屋。椅子1脚の
こじんまり。弧を描く優美な鏡は布で覆われ。入口を見る方向、奥壁に貼り付くよう
に客席。
お話。自殺した前店長の後、不甲斐なく営む床屋主人。心は冒険に向いて、稼業に
やる気なし。先天性の病から骨髄を移植うけている。そんなところに腕利きの助っ
人参上。商売繁盛はいいが実は彼、人格入れ替えの生体実験事故で追われる身の上。
床屋に健康飲料を差し入れるおばさん、実は前店長の自殺の謎を追う女探偵。さら
には彼女もまた生体実験スキャンダルに関わっていた元婦長という過去あり。
助っ人が棄てた女、床屋に救済を求めに来た男らが絡まる、因果因縁めぐる物語。
水没劇場。サイコホラーな物語が明らかに、深みにはまるにつれて、後半は本水の
大雨が振り。舞台床と客席の足下が浸っていく、怖い趣向◎。しかも、床屋設定で
カミソリ、はさみで血を見るからなおさらに。結構、キャーねこ。入り組んだ物語
も、登場人物の明確さでわかりやすく、意外性もあって集中してみれ。役者は雨に
負けじと熱演。入れ込んだ保村大和の屈託と哀しさ○。
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