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＠中野 テルプシコール(2010/5/22-23 2ステージ)
全自由 前売2000円 当日2500円 学生券1500円
構成・出演：大倉摩矢子 照明：香山卓次郎 音響：松下正己
衣裳：江良智美(Costume Bank) 宣伝美術：植西紘一 写真：久保貴弘
協力：天狼星堂 受付：根来裕子 http://www.mayakoookura.com/
2010/5/23(日)雨 6:07-7:05PM(58)前方中央 客席超満員(80人)
客層：20才代と中年層、総じて大人客席。男女半々。
客入れ：整理券なし、開場時で数人、間際に超満員。桟敷1ひな壇ベンチ5段の通常。
空席誘導随時あり。折り込みチラシそれなり。パンフ B5和紙に墨書 1枚。
物販なし。カーテンコール1回。
大倉摩矢子ソロ公演、初見ねこ。
舞台。素舞台。
構成。
・青の丈短めワンピ。スカートのスリット越しに白塗の肌がみえ。壁に向かい。
ノイズ、指す明かり。ボサノバ。正面に向き。街の風、機械、水音とか。
緩慢な動き。
・バンドワゴン曲がノイズに覆われ。腕を前にして腰を落としていく。無音。
回る。正座、あぐら。崩して四つん這い。片膝立ちから立っていく過程をみせていく。
ひねったり斜めってしながら歩行。
・ノスタルジックなクラリネット音楽。よろめきながらくねくねと歩行。ヴァイオリン
にチェロ、ドラム入り。全身をくねらせ、腰を落とし。壁際に立つ。崩れて、
前傾、倒れる。しばし、暗転。ヨーロピアンにミゼットジャズ。
・明転。白ワンピに着替え。膝を落とす。床にぺったんと座り、上体を倒す。
床に顔をつけて、歪む。チーウーとかすかに電子音。ゆーくりと立つ。膝は曲げた
まま、両手は90度に曲げ、斜になって傾ぐ。ゆーくりと後ずさり、壁を向く。
ピアノ音楽がしだいに聞こえてくる。
・片手を90度、もう一方も。レコードのスクラッチ音。レコードをとる。無音。
歪みながら下手奧の開口内に入っていく。オルガンのヒーリング音楽。ゆっくりと
溶暗。
見るものを内から掻き立てる、しごく地味も印象深い舞踊公演。さまざまな音楽、
音響の中、立ち座り、歩行ら日常ぶり。ゆったりした動きの中、微細な所作や震えが
かいま見え。なんか、自分の眼が顕微鏡となり、見えざるものを観察してる気分
ねこ。際だった振付、身体ぶりは見あたらず。ただシームレスな動き、とりとめなさ
の連綿なのに不思議ねこ。
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