広々公園内、たっぷり複合施設。オープンロビー。
館内でポスター展開催。歴代「マクベス」ポスター24公演分。
仲代達也、宮城聰、佐々木蔵之介。
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＠福島県いわき市 いわきアリオス小劇場(2010/9/5 1ステージ)
http://iwaki-alios.jp/index.html
全自由 2000円 学生1000円 当日+300円
振付・構成・演出：井手茂太[イデビアンクルー]
演出助手：原田悠 照明：望月圭介、芳賀敦子 音響デザイン：島猛
音響：藤森俊至 舞台監督：笠井隆行 宣伝美術：長尾敦子
主催：いわき芸術文化交流館アリオス 助成：財団法人地域創造
平成22年度文化庁芸術拠点形成事業
公演レポート(写真あり)
http://alios-style.jp/cd/app/index.cgi?CID=blog&TID=PAGE&dataID=00516
出演：井手茂太 斉藤美音子
2010/9/5(日)晴・猛暑 3:05-4:00PM(54)前方中央 客席満員(100人)
客層：ご近所、在住演劇人、制服女子高生、遠征組の老若男女。女性7割。
客入れ：先着順、開場時で20人ほど。ひな壇に椅子6列。適時空席誘導あり。
折り込みパンフ少々。来年3月に市民参加「から騒ぎ」上演とか。パンフ A5 3ページ
劇場側あいさつ、スタッフ、出演者プロフィール。物販なし。カーテンコール3回1分。
イデビアンクルーの主宰・井手茂太と、ダンサー斉藤美音子の初デュオ作品。
岩手県いわき市招へい 1ヶ月近く滞在、シェイクスピア「から騒ぎ」をモチーフに
創作したとか。
舞台。壁も袖も露にした素舞台。ライトをつけたバトンが床まで降り。裸電球が盆踊
開場よろしく、客席の上手下手に向かい2条渡り。
構成。
・斉藤 バトンにそって歩行。ためらいがちに往来。井手が下手奥から斉藤をみる。
斉藤はうつむき気味に立っている。振り返ってタイミングでピアノ音楽。
・それぞれ矩形のスポットで並んで立ち。ためらいがちな仕草。
・テクノ音楽で起動。見返り見返してそれぞれ歩行。井手床ごろごろ、斉藤は
ダッシュ走り。乱調〜互いにクラップでリズムをとり。照明をはずれてたたずみ、
後ろ向きでユニゾン。ステップ（ぴょこぴょこ）歩き。斉藤は手を振ってバイバイ
と去る。井手びっくり、そのまま広くダンス。
・井手は電話をかける仕草。スポット明かりに閉じこめられ。斉藤が投げ込んだ
タオルで、はちまき。おどおどとマドロス気取り。
・2人舞台横断、道なりに向き合い歩行。井手がうまく歩けない。おもわず逃げる。
斉藤も去る。
・井手はまた一人。バカ歩きをしながら奧側へ。斉藤は日傘を差して現れ。
カモメ（かな）の鳴き声、。齋藤は下手、しゃなりポーズで床にブルーシートを
広げる。座って、日傘を回す。背中から井手がまっすぐ近づく。
・齋藤はブルーシートを足で突っ張り、井手も加勢して突っ張る。井手、座って
近寄ると斉藤は上手へ逃げる。斉藤はシートを持ってこいと井手へ仕草。
・斉藤 しゃなりポーズ。井手はアプローチ。リズムにのって、井手は傘をとる。
斉藤はなぜかバトントワレと傘を振る。2人で並んで座るとカラスの声、すっと
暮れていく。暗転。フクロウが鳴く。
・ムーディ音楽。中央に大きく○照明。フルフェイスのヘルメットをかぶった斉藤
登場。ダンスがうまく踊れず、ふらふら。マドロス姿でフルフェイスの井手が
登場。ふにゃらとする。気を取り直して、ユニゾンでダンス。ミラーボールの
明かり。床ダンスで麻痺。ついで、井手は歌い、斉藤は踊る。
・音がやんで井手のソロ。ヘルメットを脱いで斉藤は去る。井手はゆるんだ手袋を
なおしながら、ロール、ストレッチ、静止、スロー。フルフェイスをかぶった斉藤
が自転車で舞台を横切る。井手は仰向けと崩れて、繰り返す。手袋がどうも気に
なるらしい。引いてはなにやら憂い顔の井手。
・斉藤は自転車で井手のまわりをぐるぐる走る。正面の壁をスポットが横切り、床を
ぐるぐる回る。別のフルフェイス男が現れ、自転車を盗む。井手が取り返しに
いって間、斉藤ソロ。連れてこられた犯人、すいませんと謝罪。
・斉藤はリフターに乗り上昇。下の井手にロミオと呼びかけるが、あっさりちがうよ
と返される。斉藤は機嫌が悪くなったのか、出航リボンを井手に投げつける。
井手は走り去り、でかい魚を担いでもどってくる。
・2人ユニゾンで歩行。スリットの明かりの道をそれぞれ歩行。時々斉藤が酔いどれ。
リフターに黒子があがって祭り太鼓を叩く。裸電球がまたたき、盆踊りが始まる。
2人で祭り社中しぐさとか、喧嘩とか。井手は機嫌取りか、また魚を採ってくる。
井手、走り回りはじめる。斉藤はゆっくり自転。
・客電が入り、無音。走る井手はハイタッチしようにも、もはや疲労困憊の体。
よたりながら周回。斉藤は葉っぱをかける。遅いので、いらいらと腕時計を気に
する仕草。お客と一緒に応援手拍子。斉藤はハミング。黒子がゴールロープを
張り、井手はゴール。やったね。
・横からの照明で2人の陰。教会の鐘が鳴る。2人ずれながら踊る。決めポーズを入れ
ながら音楽にのり、相対してデュオ。フリーズ、にじり寄り。「空騒ぎよ！」で
暗転。チカチカ裸電球の明かり。捌けながら、客席をみて2人、じゃあそういう
ことでと頷き（笑）。
イデビアンクルー活動休止中のいわき限定企画。高校生まじりの地元客席で地産地消。
強気の彼女にシャイな男子、どうなるかしらな夏物語仕立て。お馴染みの目線と仕草
を交わしての小芝居と、歩行とステップ、ロールら身体ぶりでの関係性ダンス連綿。
ずっこけ欠かさず、しばしば笑い。を生みながらドライブする快感と爽やかな詩情を
忘れず。変化に富んだ仕草と成り行きでどうなるかしらとわくわく楽しいねこ。
終盤は夏祭、海ら、港町いわきの風物取り込み。櫓がロミジュリのバルコニー、
肩すかし後盆踊りの櫓に転じる展開が愉快。時節もあっていい感じ。
広々公園内、たっぷり複合施設。オープンロビー。
館内でポスター展開催。歴代「マクベス」ポスター24公演分。
仲代達也、宮城聰、佐々木蔵之介。
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