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＠恵比寿 エビス駅前バー 3Fメインフロア(2011/8/21-30 16ステージ)24休演
http://www.ebisubar.jp/
予約当日とも2500円＋1ドリンク
くすり指割 薬指に何かつける(見える見えない不問らしい) -200円
カップル割 -200円 チラシ割(HPのプリントアウト可)-200円
脚本：米内山陽子[トリコ劇場] 演出：板垣雄亮[殿様ランチ]
衣装コーディネート・イラスト：谷野留美子[ホチキス]
制作：松下瑞江[エムキチビート]、内野真理[劇団イノコリ]
企画・製作有限会社：エ一ライツ 井上淳
出演：
中村貴子 ：山中由有(エビス駅前バーマスター)
田中千佳子 ：直江夏子(小説家)
平塚正信[殿様ランチ]：直江海士(夏子の夫)
伊丹孝利[宇宙食堂] ：山本隆行(離婚式幹事)
鈴木麻美 ：山本依子(隆行の妻)
だてあずみ。[TRAPPER/MinamiProduce]：宇佐美織絵(エビス駅前食堂店員).
島田雅之[DART'S] ：竹中弘明(離婚式司会)
山崎雅志[ホチキス] ：黒田和寿(ライター)
2011/8/22(月)曇 7:04?-8:05PM(1'01)後方中程 客席7割(11人)
客層：20歳代中心に女性7割、おばさんおじさんまで幅広く。
客入れ：1Fがオープンレストランのビル3F。4Fではリアル結婚式中とのことで
間違えないよう掲示あり。チラシ持参をみな聞かれ、HPのプリントアウトでも
OKとのこと。ソフトドリンク550円〜からのチャージ要。バーカウンター側を向いて
スツール2列16席。どこでもよさそうだけど、中央よりがみやすいと思うねこ。
折り込みチラシ少々。パンフ A5 3ページ。バー店主の挨拶、配役、予定。
開演定時から役者が板付きで芝居始め。出入口が1箇所しかなく、役者が出入り
するので遅刻禁止。 カーテンコール1回。
恵比寿駅前の隠れ家的バースペースでの公演企画、初見ねこ。
会場。カウンタスツール5、テーブル席3のライブバー。壁にイーグルス、イエスなど
70-80年代のレコジャケがぐるり。おじさんおばさんOKの清潔で落ち着いたムード。
日本酒が結構あるのもそんな感じ。3Fの会場と1Fレストラン、上階のラウンジ(本日
は結婚式、芝居では離婚式開催）と、ビル毎当て書きがされ。バー外の芝居も妄想
しやすく楽しいところ。
お話。結婚のきっかけとなったバーであろうことか、離婚式を行おうという作家夫婦。
亡夫からバーを継いだ女性マスターは別離には過敏、長年の友人達故にとんだ沙汰も
どうにか堪忍。していたが、式に誘発されたか、面倒毎があちこちで勃発して、もう
堪らない。
もっと観たい、居たい？ お店毎演劇な上々の借景芝居。もの足りないぐらいが丁度
いい1時間、しかも勤め人にうれしい9時開演もあり。企画者、偉い！。
お話はちょっと踏み外した夫婦らカップルのすったもんだ。安易な昼メロならず、
欠落感を抱えた人達とその埋め合わせの葛藤を丁寧でくっきりした会話で描いて
いく。時にクビかしげな、問題あるだろ展開が苦笑を呼ぶけど、前向きなさまが
小気味よいねこ。マスターと作家夫婦に始まり、それぞれのエピソードを経て、
伏線ら思いが重なり、最後に彼らに集約する流れも巧い。座蒲団三枚もの。
闊達であれやこれやある物語のポイントを押さえ、演出は自然体も案配良くメリハリ
を効かせ。客席側を無理に向かせず、バー空間にそんな風にそんな人が居る体に
してて好感。
役者。粒より、アンサンブルもよく。エピソード4種盛りを活きがよい食材で
盛り立て。とりわけて攻撃型のだてさん。勝ち気さに孤独の影をそっと裏打ち、
ひと味添えて印象。
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