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＠下北沢 本多劇場(2011/12/8-29 25ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売り･当日共6800円
＠大阪 シアター・ドラマシティ 1/8 2ステージ
＠福岡 キャナルシティ劇場 1/11 2ステージ
＠名古屋 名鉄ホール 1/4 2ステージ
作・演出：岩松了 照明:沢田祐二 美術:伊藤雅子 音響:高塩 顕
舞台監督:久保勲生 衣裳:戸田京子 ヘアメイク:大和田一美(APREA)
映像:荒川浩輝 演出部:小澤久明、高原 聡、星野真紀
照明オペレーター:渥美友宏 衣裳助手:伊澤潤子 衣裳製作:春木里華、金子通代
制作デスク:大島さつき 制作助手:土井さや佳 制作協力:Little giants
宣伝:竹内麻衣、吉田絵里(る・ひまわり) 制作&プロデューサー:大矢亜由美
宣伝美術:坂本志保 宣伝写真:柴田和彦 宣伝ヘアメイク:大和田一美
宣伝衣裳:戸田京子 主催・製作:(株)森崎事務所M&Oplays GllllS:
（舞台美術家磯沼陽子さん急逝(42才)の為、伊藤雅子さんに変更とのこと）
出演：
宮藤官九郎[大人計画]：古賀(芸能プロダクション「エンジェル」経営)
夏川結衣 ：祥子(同上社長。古賀の妻)
津田寛治 ：百瀬(くららのマネージャー)
伊勢志摩[大人計画] ：坂ロ(事務員)
上間美緒 ：くらら(人気アイドル)
足立理 [D-BOYS] ：本間(百瀬の後輩マネージャー)
金子岳憲[元ハイバイ]：トシノブ(かつて所属した売れない俳優)
宮下今日子 ：木山(くららの母親)
橋本一郎 ：鮫島(本間友人)
岩松了 ：池田(作詞家)
2011/12/10(土)晴 2:05-4:40PM(1'08/休15/1'04)中段上手 客席超満員(360人)
客層：20-30歳代女性7割、おじさん点在。上演中に携帯鳴らす困った人2名。
客入れ：ロビーは花畑。女性トイレに長蛇も回転早め。折り込みチラシ厚め。
パンフ A4 1枚。配役スタッフ。物販。パンフ A5横 あらすじ、役者インタビュー
岩松了、宮藤官九郎対談。 カーテンコール2回2分。
高評のゴールデンシアターと同時期の岩松了書き下ろし作品。こちらは演出出演も。
舞台。モノトーンかっこいい、ハイソな今時マンション。上手ベランダに観葉植物。
奥側に玄関とエントランス、壁下部がガラスで往来が透けてみえ。広いワンフロアの
真ん中、パンチメタル壁の２階建て屋内小屋が鎮座。手前階段上って、ブラインド
越しに応接室、下に給湯、トイレが隠れ。小屋の周りに机2カ所。手前中央に
オフィス机、下手にベンチ、上手にソファとガラスのローテーブル。
お話。夫婦経営の芸能事務所。売り出し中のアイドルに、関連者自殺事件のスキャン
ダルが飛び火する。
判然としない状況と心理に右往左往する人々を描く、シリアスコメディ。夫婦、
男女、アイドルと付き人らの表と裏に渡り、こと細かにトラブルが勃発。苛立ちや
不安をキーにして、内にこもったり、喧嘩越しになったりで揺れる登場人物達。
そこら心理を逃さず、あるいは覗かせながら、日常に非日常、不条理感添える
岩松了節そこかしこ。痛い群像劇なるも、あうんの夫婦愛やらおいて、いつになく
ほっこり。実験味もなく、浅くも深くも楽しめる今回なり。存外いい話で終わるの
かなと思いきや、問屋は卸さない意地悪さを見せてにやりねこ。
役者。社長の夫役・宮藤官九郎。スケベ心はあってもあくまで誠実な善人キャラを
きちんと。社長・夏川結衣。地に足が付いてて安心。宮藤との対話も自然。
事務員役・伊勢志摩。結構執念深い女をこわ面白く。
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