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＠新宿三丁目 新宿眼科画廊 (2012/4/5-9 8ステージ）
http://www.gankagarou.com/sche.html
全自由 前売当日共2000円
＠大阪 Cafetin de Buenosaires 4/14-15 3ステージ
原作：藤堂直己[HANAFUBUKI] 脚本：山本正典[コトリ会議]
演出：ヒークン・ラーモン[ラーモンズ] 宣伝美術：若林朝恵
http://ultrausagi.sblo.jp/
出演：
野村直生[欲望仙人]：ボス
日向野敦子 ：妻
山本健史[Axie] ：幹部の男
菅由紀子 ：幹部の女
寿寿 ：幹部のオトコ
ピンク地底人２号[ピンク地底人]：幹部のオンナ
斉藤崇[劇団ひまわり]：幹部のおとこ
吉田啓子 ：幹部のおんな
2012/4/6（金）晴 7:36-8:42PM（1'05）前方中央 客席ほぼ満員（35人）
客層：20-30歳代中心、男女半々かな。中年層もちらほら。
客入れ：整理券なし、開場受付同時。トイレあり、荷物預かり積極的。
桟敷2列、ミニ椅子1、丸椅子2列がゆるいひな壇上。千鳥配置の配慮あり。
2列目のみ靴脱ぎ。お客を取り込んだ趣向あり、最前（空ぐあいで3列目まで）は
上演中かまってもらえ。ねこも日向野さんにいらしてもらえて、吉。
折り込みチラシ少々。パンフ B6？ 4ページ。8つの心得な諸注意。飲食可能、撮影
禁止、幹部になったときの心づもりなど。物販なし。カーテンコール1回1分。
俳優・寿寿さんのプロデュースユニット。昨年大阪でみて、めっぽう面白かった
コトリ会議・山本正典脚本とあって、初見ねこ。
舞台。一面稽古場鏡な地下ギャラリー。据え置きのピアノが唯一装置。
お話。生娘を狩る、秘密結社「喪服団」。ボスにかけられた室町時代の呪いを解く
ため、処女の血がいるのだという。正直ボスのためだけやんな活動に不満を募らせ
たり、仲間の奇行に翻弄されたり、恋を忍ばせたり、スパイが忍び込んでいたり、
大混戦。
素晴らしく素っ頓狂な、スラップスティック・コメディ。奇行奇態、不思議な関係性が
コントと展開。呆れてものが言えない、わかろうという気を起こさせない潔いバカが
連鎖小爆発。こんなナンセンスの純度が高い舞台は久々で、ニヤニヤしてしまうねこ。
物語性重視、抒情性期待な姿勢で望むと、げんなりさせられること必至なので、
心構え要。
ハイスピード、ハイテンションで交わされるバトル会話のテンポの良さ、すっとこ
どっこいに展開しつつ、時々の感情を旨く乗せるさじ加減の巧さは、さすが山本正典。
通常公演よりむちゃ濃縮してて胸焼けしそうなところ、脱力演技と小道具、
客弄りをいれて箸休めする演出も○。さらにもっと突き抜けてくれると、無為に
楽しめるのだけど、もどかしい所は次回に期待かな。
役者。美男美女〜むさい面白、妙にエロいまで個性的。毛皮族の柿丸様を彷彿と
させる、吉田さんの笑顔おばさんぶりが痛くもキュート。日向野さんの暴走、
コンタクト後に客席が大分ほぐれた印象。前半もなんかした方がいいかも。
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