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＠下北沢 本多劇場（2012/9/21-30 14ステージ）
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 指5500円 当日5800円
脚本：赤堀雅秋[THE SHAMPOOHAT] 演出：河原雅彦
美術：秋山光洋 照明：佐藤啓 音響：大木裕介 映像：ムーチョ村松＋石田肇
衣裳：髙木阿友子 ヘアメイク：山本成栄 演出助手：原育美
舞台監督：津江健太＋至福団 演出部：梶原顕、金子晴美、小宮山実侑
アクション指導：前田 悟 小道具製作：清水克晋
宣伝デザイン：山下浩介 宣伝写真：引地信彦 制作：多田里奈、重田知子
プロデュース：西山由紀子、佐々木康志
主催：アミューズ／プラグマックス＆エンタテインメント
http://www.pragmax.co.jp/ahounohanage/index.html
出演：
橋本淳 ：小峰春彦（金物屋を継ぐ）
伊藤正之 ：小峰夏彦（その父 スーパーパート）
植原拓也 ：石井秀樹（部下刑事）
市川しんぺー[猫のホテル]：高橋国男（先輩刑事）
平田裕一朗：原田一美（無職 母を殺される）
瀧内久美 ：原田宏美（スーパーパート その妹）
吉本菜穂子：田辺道子（スナックママ 稔の姉）
田島ゆみか：石井敏子（スナックで働く 石井妻）
柳澤貴彦 ：田辺稔（春彦親友）
板橋駿谷 ：三島純（警官）
駒木根隆介：池田翼（万引常習犯）
加藤啓[拙者ムニエル]：青柳哲也（医師）
2012/9/24（月）晴 7:06-9:09PM（2'00）前方中央 客席満員（360人）
客層：20歳代中心に女性9割超。トークで黄色い声でたり。
客入れ：パンフ A4 1枚に配役、スタッフ。物販。パンフ A4横 30ページ 1500円。
オールカラー。ポスター500円。カーテンコール2回3分。
個性的なスタッフと役者陣によるお楽しみ公演。赤堀作品とは思えない女子客は
イケメン俳優がお目当てなのね。
舞台。上下左右に４つの場所。下手スナック、中央病室、上手スーパーの事務所。
間の階段から雑木林、粗大ゴミがごろり。
お話。千葉がモチーフらしい田舎の町。祖父の代からの金物屋をついだ若者は
訳あって入院している。彼は夜ごとに夢を見るという。そんな頃、町では猟奇殺人が
発生。残された遺留品はネジだけ、警察は焦りの色を隠せない。ところが万引常習が
犯人を知っているといいだして。言い出せない、思ってもいないことを言う、身勝手
に主張すると、生きるのが下手な人々ばかりが登場するシニカルワールド。
デビッドリンチなサイコサスペンスに、日常の不安群像が浮かぶ。人間の愚かさと
滑稽さ、悲しみを描く赤堀作品ど真ん中。笑いつつ、骨がきしむな共感もまた。
徐々に真相が見えるパズル構成。細部細かく、テンポ良くの河原演出でより面白く
みることができ。不器用なほどに真っ直ぐな若手俳優に、味のあるベテラン配意が
絡み いい案配。生真面目さとおかしみが同居した伊藤正之、久々の舞台を楽しく
みるねこ。
アフタートーク 9:16-9:54PM（39）
橋本淳、伊藤正之、加藤啓、柳澤貴彦、平田裕一朗、瀧内久美 司会：佐々木康志
以下記憶を箇条書き、不正確なことをお断りします。
（脚本演出について）柳澤 誕生日デスに黄色い声。自分がいつもやっている
クロスワードパズルが重要と気付いた。芝居がせこいので気持ちでやれとダメだし
をされている。
橋本 稽古場が遠くなってモチベーションが下がった。フィールドワークで千葉へ
いき、空気感を体得した。
加藤 ぐるなびで調べたり、車の中で誰もしゃべらない。
平田 女性と話すのが嫌いなのか。距離感が大事と思った。
瀧内 翌日はいらっとして稽古場で無言だった。（話がそれていく）
伊藤 台本が徐々にできてきて、どんな親子なんだろうと。コミュニケーションを
とることができない、それを探りながら。会話にならない夢の場面とか、緊張して
しまう。
橋本 イメージを一人で決めないで、みんなでコンセンサスをとりながら稽古した。
加藤 謎が多い。自分は病室からでないので、オフオフシアターでやっている気分。
（稽古）平田 シーンの空気感を感じろと言われた。平田君は薄っぺらいから
嵌まるよと言われたことを言い聞かせて。
瀧内 きつくて立てなかった。でも幸せ。
柳澤 飴と鞭の使い方が巧い。ダメなとところを抜けといわれた。
質問コーナー 柳澤さんへ25才の抱負。平田さんへするめの訛り。タイトルの印象。
（意気込み）平田 作品を良く咀嚼すると節々がわかる。普通の人達なのだという
ことも。疑問のシーンは自由に感じてもらえば。クロスワードパズルのような芝居。
ずれつつ嵌まれば幸せ。 など。
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