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 インプロ・ワークス「完全即興」

 @下北沢 小劇場楽園(2013/6/3-4 3ステージ)
 http://www.honda-geki.com/rakuen.html
 全自由 前売・当日共3500円 学生3000円 早割3000円

 構成:絹川友梨(インプロ・ワークス) 照明:井坂浩 音響:岡村崇梓
 舞台監督:川田崇 記録スチール:山村厳 ビデオ:mitchel
 チラシデザイン:nahooo 制作:薄田菜々子、インプロ・ワークス(株)
 出演:
 清水宏[炎の演劇部]
 ヤン・ファンデン・ブランデン[Quick Silver Production]
 絹川友梨[インプロ・ワークス]

 ドラびでお一楽儀光

 2013/06/04(火)晴 3:05-4:03PM(57)右手席前方 客席ほぼ満員(70?人)
 客層:大人より客席。女性過半数。
 客入れ:開場時数人、ゆったり埋まり。いつもの2面客席。上演時間80分、トーク
 30分、インプロなので多少前後とアナウンス。2回目の今回は60分、20分弱と想定外?。
 折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。挨拶、こまかなプロフィール。
 物販。各パフォーマー毎。カーテンコール1回1分。
 
 できる役者と、主催自ら登壇して完全即興という挑戦的企画。
 舞台。正面大スクリーン、ドラびでおのエッジの効いた映像を投影、劇中やかましい
 と言われるほどに過激にノイジイ。
 構成。まずお客さんへなりたい動物、好きな食べ物とか、直接聞きだし。
 ムササビ、阿修羅、ラーメン、ららぽーとなど。これを物語に織り込むのがルールと
 まもなく知られ。両親と別れた2人きり兄妹。変幻自在のムササビが憑依して、
 旅にでる兄。出会うさまざまなものや人、やがてラーメン屋起業、挫折。
 とか有為転変の末に再会する兄妹、しかし’兄は自分は死んでいたと告白して。

 自由なヤン、フォローする清水、さらにエンタメとして仕立てようとする絹川の
 奮闘ぶりが楽しいねこ。めちゃくちゃなんだけど、彼らほどの役者ならばそれも
 また、ならばこそ面白く。今回は収拾がつかず、早々に締めた感じ。残念というか、
 安心したというか。

 アフタートーク 4:04-4:25PM(21)ほぼ居残り
 松村武[カムカムミニキーナ]、出演者
 
 松村の幅広い活動を紹介。
 松村 (感想)怖いことをやっているなと。稽古場で自分達がやっていることを
  そのまま。何で面白いのか、なんにもなっていないという。
 清水 即興は昔はきれいにまとめたりでつまらなかった。
 どら (音楽はさらに進んでいる)基本平行線、相手に反応してはつまらない
  実験。
 松村 本能的な感応を待っている。清水さんが出演したカムカムミニキーナ公演で
  即興をエッセンスにして作品をつくった。即興をそのまま再現させた。
  でもできないので何度も稽古をして、本当に偶然のように自然に演じさせた。
  共通するものはつまらない。一緒にやっていてかみ合わないものから見つける。

 絹川 そこに2人いれば無秩序が生まれる。プロにしかできないつながり。
  村松さんがいわれたように、動物園でチータとウサギが絡む奇跡。根源的な
  おもしろさがある。
 清水 人生の99%を今日は出した。
 ヤン (ベルギーの即興演劇)違う、演劇と別れている。俳優が上位にいて、
  彼らは技術をもっている。アマチュアが即興をやってしまうと俳優に及ばない
  ので、(即興は)クオリティが低いと見なされがち。
 村松 今日は半笑いがよかった。半笑いの文化があるなと。

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