＠岡山 犬島 海水浴場（2013/10/05-14 9ステージ）
全指定 前売当日共6500円
構成：松本雄吉 音楽：内橋和久 舞台監督：大田和司 美術：花谷秀文
照明：吉本有輝子（真昼）、PAC West 音響：田鹿 充、SHOUT SE：佐藤武紀
衣裳：維新派衣裳部 メイク：名村ミサ 舞台スタッフ：五十嵐大輔、池田剛、
井上憲次、内田欽弥、柏木準人、金城恒次、白藤垂人、羽柴英明、山本真一、
中村公彦、岡田 保 屋台村ディレクター：白藤垂人 宣伝美術：東學（188）
写真：井上嘉和 ウェブ製作(維新派サイト)：中川裕司（house-A）
制作：山﨑佳奈子、清水翼 サポートスタッフ：みみすましSc1、行列
主催：公益財団法人 福武財団、NPO法人アートファーム、維新派
共催：瀬戸内国際芸術祭実行委員会、岡山市 後援：岡山県
助成：平成25年度文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
出演：
岩村吉純、森 正吏、金子仁司、中沢貴裕、井上和也、福田雄一、石本由美、
平野舞、境野香穂里、大形梨恵、吉本博子、今井美帆、小倉智恵、桑原杏奈、
奈良郁、松本幸恵、長田紋奈、岡田めい、石原菜々子、伊吹佑紀子、原田香織、
松本はるか
Hyslom（ヒスロム）／加藤 至、星野文紀、吉田 祐
KEKE、福岡 嵐
小松藍、田中里衣、樽谷佳典、新部聖子、ヒッキー、布施千賀子、星野詩歩、
堀乃布子、松永理央、山口絹丸
2013/10/11(金)雨/晴 5:31-7:34PM(2'02)中段中央 客席満員（440？人）
客層：青年と中年混合。女性過半数。カメラ少女推定3割。
客入れ：高松ルート 無料送迎船で1時間15分。開場まで徒歩15分。帰路は屋台村、
トイレによる間もなく集合（船でお願い）、港の船まで夜道誘導。
スタジアム客席ベンチ10段、断熱マットを座布団代わり。飲食可能だけど、狭いので
食べてる人はほとんどなし。夕暮れが奇麗、写真ＯＫで早め入場を誘い。
屋台村は続き2棟、6店舗位づつと最大規模。中程にステージとベンチ。キャンプ場の
平台、護岸ととりどり座り。
折り込みチラシ少々、パンフA4両面。物販。パンフ A5 2分冊 1000円。マンガ版と
Hyslom×松本雄吉対談版。どちらも背景やらよく解り。サントラ1000円。Ｔシャツ、
てぬぐいほか。カーテンコール1回1分。
シーン
Sc2 アイウエオ
Sc3 ヒルコ
Sc4 卵生
Sc5 望遠鏡と金網ダンス
Sc6 漂流教室
SC7 アジアの海
Sc8 暴力教室
Sc9 卵の海
SclO ふたつの海
Scl1 うみものがたり
これまでの精錬所側から反対側の広々海水浴場での公演。夕日がキレイ。
舞台。写真参照。平床から砂場経由、象の鼻桟橋。色彩が土色灰色から海と空の
ブルーへと見事なグラディエーションを描く。一見、思わず感嘆ねこ。
物語。犬島についたわたるは不思議な既視感を抱く。やがて、海を渡ってきたという
少女ヒルコ、ライバルな遊び友達ひかるの前世を溯り始まる。母への思慕、縄文人の
骨、かつて陸地、流れつく移住した物達、過酷な現実、海に散った命。歴史と地理、
時間と空間で連鎖連想する物語。
構成。椅子と絡む、海産物ら海シンボルをつけ、シーケンシャルなビオハメニカ・
ダンス。奥深い桟橋につながる装置を活かして、リレー(居ならぶ、バケツを次々
鳴らす等）パフォーマンス。歌を歌う、2人組総員けんかシーンもする。ヒスロムが
参加、「遊び」(長大な望遠鏡で覗く、金網内歩行等）を結構。終盤は舞台に水を張り
出演者は島と住人となる。
どこをとっても「絵」になる舞台。もうそれだけで素晴らしい。少年の母への想いが
少女に重なり、世界に広がる昇華する。そこで連想のシーンは場と有機的に
つながり、折々で心にゆっくりと沁み、あるいは突き刺さる。ヒスロム参加で
親近感、機械的なビオハメニカと相対する面白みが増し。次回も係わってほしいねこ。
チーズとポテト入りチジミ。
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