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 ALTI BUYOH FESTIVAL 2014 1日目

 @京都府立府民ホール アルティ(2014/3/8-9 2ステージ)
 http://www.alti.org/
 全自由 1日券 一般2000円メンバー1800円 学生1500円 メ1000円
 2日券 一般3000円 メ2700円 学生2500円 メ2000円 当日+500円

 公募公演
 ミツルモダンバレエスタジオ「ルミエール」17分
 振付:山本 裕 出演:水谷みつる、船木こころ、山本裕、元谷朋子、中尾記子、
 野村紗愛、前田樹里、細井貴美子、小林古都音、谷村亜美、小林葵

 苫野美亜×久保朋子「Le signe du Lion」23分
 振付:苫野美亜 出演:苫野美亜、久保朋子

 Kyoto Dance Exchange「家族会議」19分
 振付:市川まや 出演:青山清、市川まや、乾光男、鬼塚満、北川道裕、佐野淳代、
 高田育子、堤英津子、藤井幹明、亘敏治、市川洋子、井上繭加、角谷有紀、
 木村美憂、原田朝未、峰桜花、横山大樹

 休憩23分 ロビーパフォーマンス17分程
 奥田明香(ダンス)、河邊こずえ(ダンス)、Isa Jammin'(ヴォーカル)、
 佐々木善暁(コントラバス)
 
 大学公演/京都造形芸術大学舞台芸術学科3回生SANPUN「人マイナス」20分
 振付:SANPUN 出演:坂下七海、ホン・ダンビ、キム・ミンソン

 招待公演 黒田育世 新作「落ち合っている」より抜粋 28分
 振付・出演:黒田育世

 2014/3/8(土)晴 6:06ー8:35PM(1'08/休23/58)前方中央 客席7割?(180?人)
 客層:20ー30才代最多に子供連れからじじばばまで幅広く。女性過半数。
 客入れ:最前5列目以降雛壇に9列。前から埋まり。折り込みチラシそれなり。
 ビニール袋入り。パンフ A4 3ページ オールカラー。休憩時間にロビー公演あり。
 奥側正面へ誘導するけどみな端に固まり。転換3ー6分で進行して待たせず。
 カーテンコール1回 黒田さんのみ2回。

 ・ミツルモダンバレエスタジオ「ルミエール」
 構成。おばさまソロとアンサンブル。男女がコンタクトダンス。アンサンブルが
 加わり、バリエーション。

 コンテンポラリの見本市と種々取り込み。振り付けに縛られている窮屈さと
 もどかしさあり。間が空く時々がいやだったり、もっとスピードをとも思うねこ。
 バレエ入ったコンタクトダンスは魅せ。

 ・苫野美亜×久保朋子「Le signe du Lion」
 構成。春の祭典♪。椅子登場。スーツ女性が不安げに小芝居しぐさ、全身くねくねし。
 白い女登場、スーツ女性の陰か?。映画音楽。物思いに耽るスーツ女性。がんがん
 バレエぶりで白い女ソロ。半透明スクリーンの手前にスーツ、向こうに白い女の
 デュオ。ブティックで働くスーツ女、けだるそう。白い女がスーツ女に作用、
 服を手にとってスイングダンス。スーツ女も伴走、コンタクトダンス。

 シアトリカルに描く心理劇ダンス、かな。白い陰女演じる?さんのシャープな
 動きがかっこいい。

 ・Kyoto Dance Exchange「家族会議」
 構成。全員仰向けで点在。腕をあげて背泳ぎですか、ユニゾン。ついでボートこぎ、
 ピッチをあげ、やがて起立。おーいと呼びかけ、おじいさんが応え。サーカスな
 音楽。三人が囲み正座、踊る、動きまわる、動かない、一人で体操めきなど、
 とりどりの家庭。ちゃぶ台チームと横座りチームにわかれ、ちゃぶ台に集まり。
 おやじがこれをひっくり返す。おじいさんがちゃぶ台に座り、だるまさんが転んだの
 鬼役。各自もっていた座布団を放りあげて、拾い。鬼役交代。などゲームは続く。

 70代までという町内会なメンバー。ダンス以前にとりどりの身体が面白く、同じ
 振り付けも違うことが楽しい。座布団が威勢良く乱れ飛んではゲームする場面が
 メチャで素敵。

 ・休憩中ロビーにて。バレエ、モダンの女性ダンサーと、ヴォイスパフォーマな
 伊達男(コントラバス伴奏)の寸劇ダンス。仮面(盲目?)の女性との交流に恋人が
 焼き餅、やがて仮面の女性は息絶えてしまい、二人はもとの鞘に収まる残酷劇。
 バレエぶりでがんがん踊り、音楽がグルーブを高めと相乗効果やよし。

 ・SANPUN「人マイナス」
 構成。白ワンピースで床座りする三人。電子音の走るリズムにつれ、ほどけて仕草、
 揺らぎ。しだい加速、また減速。三人は、ずれながらユニゾン。起立してスカートを
 たくしあげて頭を覆い。また、鳥ポーズで歩行したり、とりどり。

 インスタレーション?、機械のように日常を削ぎ、染み一つ無く美しい。
 ずれる身体がリズムに変化をもたせて、不思議と飽きさせず。

 ・黒田育世 新作「落ち合っている」より抜粋
 舞台。赤い部屋、ボロアートなカウチ、裸電球の傘。
 構成。春の祭典♪。声無き声を張り上げ、髪を振り乱し、床にはいつくばり、
 震えおののく女。穏やかな間奏の場面では我が子を抱いてほほえみ、なぜか鳩、
 ねずみのまねをしたりもするが、大抵は慟哭。終盤、ゴヤのわが子を食らう
 サトゥルヌスの図で悲惨このうえなし。

 出産後新作が不幸な女という、逆説。どうとらえるかは置いて、振り付けからでなく
 魂から発動するダンスがガツンとくるねこ。フルバージョンはいつ観られるの
 かしらん。

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