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 あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014「ロミオとジュリエットのこどもたち」

 @池袋 あうるすぽっと(2014/10-2-5 4ステージ)
 http://www.owlspot.jp/
 全指定 一般3500円 学生2500円 豊島区民割引3000円 障害者割引2000円
 ロミジュリ割引(ペア券)6000円

 原作:ウィリアム・シェイクスピア 訳:松岡和子
 ドラマツルク:柏木俊彦、米谷郁子 脚本・演出: 三浦直之(ロロ
 音楽:三浦康嗣(口ロロ) 振付:北尾亘[Baobab]美術:杉山 至 照明:榊 美香
 音響:池田野歩 衣裳:藤谷香子 舞台監督:北林勇人 演出助手:中村未希、
 山内晶 制作:山東章代 宣伝美術:町口覚、マッチアンドカンパニー
 主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団、豊島区) 
 企画製作:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
 出演:
 後藤まりこ :ジュリエット
 永井秀樹[青年団]:キャピュレット、モンタキュー
 長田奈麻[ナイロン100℃]:キャピュレット夫人、モンタキュー夫人
 日高啓介[FUKAIPRODUCE羽衣]:エスカラス大公【ヴェローナ大公】、ロレンス神父、クト
 伊東沙保 :乳母、ミス・ロマンティックレッグ
 田中佑弥 :ベンヴォーリオ
 北村 恵 :ジョン神父、エレ
 重岡 漠[青年団] :パリス、MAX先輩
 島田桃子 :笛
 板橋駿谷 :ティボルト、ティボルト前橋
 亀島一徳 :ロミオ、古泉
 篠崎大悟 :マキューシオ、マキュマキューシオ
 望月綾乃 :ロザライン、白鳥満月

 2014/10/02(木)曇 7:00-9:44PM(70?/休10?/83)前方中央 客席7割(150?人)
 客層:20才代演劇ファンと、とは違う拵えの後藤まりこファン。男性過半数。
 客入れ:最前C列。空席挟みながら満遍なくちりばり。折り込みチラシ厚め。
 パンフ A4カラー 3ページ。予定 A4 3ページ。物販関連グッズ。
 定時開演なので遅刻注意。9:43PM終演 カーテンコール2回1分。

 ロロ・三浦直之新作はメインテーマ・”ボーイ・ミーツ・ガールもの”がぶりよつの
 古典・ロミジュリ。
 舞台。三方イントレ、二階建て回廊、両手前に石造りのアーチ。
 お話。敵対する二つの家、ゆかりの若者達は抗争、巻き込まれてしまう男女の悲恋。
 という原作の心を汲んだ物語。

 構成。ネタ振り→破壊→拡張って、シベリア少女鉄道趣向?。前半50分は古典の筋を
 駆け抜けるように描き。クールでとんがったジュリエット、のび太君ですかなな
 ぽっちゃりめがね君のロミオ。DJ常駐、時折スクラッチ。曲を切り替えるよに
 シーンを区切って進行。二人が死んだとたん、名を捨てたの原作せりふをきっかけ、
 古今東西の悲恋キャラ達がわんさか登場。ついで、ラブストーリーが失われた世界で
 発掘しようとする探検隊、断片を紡ぐパーソナルラジオDJ、一見門外漢な工事
 現場人達ら幾筋がやがて出会い、一つの恋の助けとなって。

 小劇場演劇ど真ん中の時空とび、自在で軽やか発想が楽しい舞台。日常の部屋を
 でない演劇ばかりの中で、あえてな新古典な構造が新鮮。口ロロ音楽のサンプリング
 大会を伴奏。がちゃがちゃとちりばめるけど、恋の出会いと別れで一本筋を通し。
 しっかりと思いの丈は胸に落として共感を呼び。後藤ジュリエットは凛々しい立ち姿
 伸びやかでソリッドな歌唱が魅力的。プリチーなラブストーリー探検隊長・伊東沙保
 クリアな声・島田桃子、脱力ラブリー・北村恵ら印象。

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