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 aji(アジ)「お暇をこじらせてU」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2015/1/29-2/1 5ステージ)
 http://www.komaba-agora.com/
 全自由 前売3000円 当日3500円
  @金沢 金沢21世紀美術館 シアター21 12/13-14

 原案:『幸福の王子』オスカー・ワイルド×『正義の人びと』アルベール・カミュ
 構成・演出:島貴之 照明:加藤九美 企画制作:aji、(有)アゴラ企画・
 こまばアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
 文化庁ロゴ平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
 aji http://www.ajitarian.com/
 出演:
 金子久美、島レイ、富田麻紗子、江戸町弦希、橋智哉、田中恵久、檀上太郎、
 時田光洋、堂下勝気、中藤 奨、野口オリジナル、平山久能、梨 瑳子

 2015/01/29(木)晴 7:07-8:36PM(1'29)中段中央 客席満員(70人)
 客層:学生〜シニアまで幅広く。男女半々。
 客入れ:開場受付同時。受付の整列誘導なく二股列出来、困惑ねこ。制作(いない?)
 よろしくお願いしますよ。ベンチ2、椅子4列。場内の空席誘導や窮屈そうなおじさん
 を移動させたりあり。折り込みチラシ厚め。パンフ A5 3ページ。原作あらすじ、
 プロフィール。物販未確認。カーテンコール1回。

 2006年旗揚げ、初見の劇団。開演前に女優・金子久美さんから前説、フランスで
 開演前に述べる、良き観劇をの声かけをし。

 舞台。下手バルコニーにDJブース。長机を連ねてテーブルとか。王子役はペット
 ボトルらで作られた人形。

 お話。貧しき人々に宝石を与える王子と、ロシア大公の暗殺を企てる下層階級の
 人々からなるテロリスト。2原作を交互、また重ね。DJがウェットに富んだ
 フレーズを挿入。
 
 正義と平和を巡り、上と下目線からアプローチしてユニーク。俳優は赤鼻にメガネ
 のクラウン装束。発声や演技は独特の明晰、太々しい強さをもったもの。惑いと疑問
 の「対話」と「モノローグ」に終始するテキスト、考えさせる演劇で一気通巻。
 現実の気がかりや矛盾に引っかかるものだけど、スタイルが特殊なので観客により
 受け入れにくいかも。

 アフタートーク 8:43-9:02PM(19)6割居残り
 別所直哉(ヤフー株式会社執行役員社長室長)、島貴之、金子久美

 別所(正義とは)人により正しいものが違うのでぶつかることになる。ネット投稿の
 削除をもとめられるが、世の中の目からみて正義、「適切」かどうか判断している。
 多くの人の幸せに結びつくものが回答。
 (豊かさに向かっているのに。なにが幸福か難しい)幸福は宿題。憲法で定義されて
 いないが、最後に公共の福祉とバランスと取りなさいといっている。
 (海外は)日本のみの特徴。環境権やプライバシーらの元になる概念。
 
 島 今回は史実、原作、翻訳の三つがあってどれがという話。日本人には会話は
  あっても対話はない。日本人の生きづらさを感じている。
 金子 原作のリーディングと対話を行った。幸福を他人のそれに感じる声が
  多かった。個人の幸福に感じる時代もあったなとも。
 別所 時代毎に価値観が変わる。日本語でも一人ずつ考える「幸福」がある。
 世界の暴力は減ってきているとある学者がいっている。しかし、なぜポジティブな
 表現が増えないのか。感謝の言葉を沢山ならべると幸福と感じるという事例。

 その他。人形は金沢のかかし(YTO氏作品)。地元新聞に演劇に出演すると
 書かれたとか。


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