[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2015/5/3-12 6ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由(整理番号付き) 一般3000円 学生2500円 ２演目セット券4500円
作・演出：大池容子 照明：黒太剛亮（黒猿） 音響：角田里枝（Paddy Field）
舞台美術：濱崎賢二（青年団） 舞台監督：宮田公一 制作：石川景子（青年団）
宣伝美術・ブランディング：西泰宏（うさぎストライプ）
制作・ドラマターグ：金澤昭（うさぎストライプ・青年団）
企画制作：うさぎストライプ、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成：平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
動ver. 静ver. 小西佳奈(美術教師。元いじられっ子)小瀧万梨子[青年団] ← 女（正体不明。自称同級生） 緑川史絵[青年団] 堀夏子[青年団] 山崎友子(看護助手。元いじめっ子） 植田ゆう希 長野海[青年団] 吉岡秀俊(バーテン。小説家志望。） 亀山浩史[うさぎストライプ] 海老根理[ガレキの太鼓] 小田島隆之（バー経営） 埜本幸良[範宙遊泳] 重岡漠[青年団] 長谷川敦子（バー常連客） 北村恵[ワワフラミンゴ] 石川彰子[青年団]
2015/5/10(日)晴 2:04-3:11PM（1'07)前方中央 客席満員(50人?）
客層：20才代中心、時々おじさん。女性過半数。
客入れ:開場時20人ほど。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。
物販。上演台本500円。カーテンコール1回。
2012年青年団若手自主企画初演作の再演。書き換えでほとんど新作とか。演出を
変えた2バージョンの「動」を観たねこ。
舞台。客席は斜に置かれ。カフェバー店内。正面カウンター、サイドの壁に収納。
子供用おもちゃが混在。天井からぐるり円環の一部、そこからランプシェードが
下がり。中央テーブル、椅子4。足下には子供の絵や文房具で粗大ゴミと置かれ。
白木の清潔でおしゃれな屋内、青年団の美術のよう。
お話。渋谷。小学校同窓会の二次会は同級生が営むバー。やってこないと思われた
元いじられっ子が来てたわいなくお喋り。でも避けてきたいいじめや忘れたい事件
らの記憶はどうしようも折り合いが付かず、心はざわざわとする。
ざわざわと追想でなく、行為で再現、会話と併走して強烈。まさに背負っていて、
疎外されるを即物的にみせて痛くも、奇妙奇天烈で不思議に可笑しい。異物も放り
込んで過去のことだけではない、今も重ね。再現劇ではなく、忘れられない、
どうしようもない自分と向き合う心理劇として、胸迫りガツンとくる折々があり。
役者はよく動きつつ、沈黙の間、目線の動きで細やかに表現する好演。
[月間一覧］