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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2020/12/28-2021/01/06 7ステージ）
全自由 前売 一般3000円 U-25 2500円 高校生以下1000円 当日500増し
劇作・演出：柳生二千翔[青年団] 舞台監督：鐘築隼
助力：山内晶（キリグス／青年団）
舞台美術：渡邊織音（グループ・野原） 衣装：永瀬泰生（隣屋）
音響：おにぎり海人（かまどキッチン） 照明：佐藤佑磨
記録映像撮影・宣伝美術：内田圭 記録写真撮影：金子愛帆 制作：井上尚子
企画制作：女の子には内緒／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 https://niha-naisho.tumblr.com/
出演：
高山玲子：獣
洪雄大[中野成樹＋フランケンズ]：シラス(漁師・息子を獣に殺される）
渡邊まな実：ナキアミ（旅人）
声の出演
埜本幸良[範宙遊泳]：リシリ（シラスの息子）
安藤真里：ビックボム
上蓑佳代[モメラス]：アントロポセン
石渡愛[青年団]：ペンロー
うらじぬの[劇団子供鉅人]
2021/01/03(日)晴 6:02-7:08PM(66)中段上手 客席ほぼ満員(35人)
客層：20-30才代中心。男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。座席は少し間隔空けて、いったん座ったら
席替え不可。折り込みパンフ A4両面。物販。上演台本700円。カーテンコール1回。
2013年旗揚げ、本公演で活動休止、新規起動とか。
舞台。童話世界インスタレーション設営中の体。いずれも段ボールかビニール製。
上手天井から舞台を渡って、天翔る人馬の連なり。背景は山脈画。床は森、苔むした
切り株、川の流れ、人型棺桶、鉱石結晶、泉(ビニールプール）、犬、バルコニーに
鳥。などなど。
お話。太古より山に住む「獣」に息子を殺され、敵討ちがため森をさまよう父親。
時を超えて旅を続ける内、森に迷い込んだ娘と連れのロボット。無為に生を営む
動物、鉱物らモノたち。「獣」は万物をなすがままと過ごしているようなのだが。
壮大な時間スケールの物語を箱庭、一個人サイズ・視点で描く。「獣」＝自然と
人の、他者との関わり方、影響へ思い巡らす一時。作家の考え、世界の共生と
再生の希求。答えがいまだ無い、もどかしさを含めて現した感。
演技体の違いが「他者」、特にシラス を際立たせて面白い。モノのモノ語りが
逆説的に人間らしいのも。いずれも粒立ちよい声がそろい、耳に楽しいところ。
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