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 家劇場:日めくりダンス公演「 家(うち)と暮らせば」

 @北千住 家劇場(2021/03/03-31 37ステージ)月火休み
 (東京都足立区千住旭町34-10 https://twitter.com/iegekijyo
 1000円

 振付・演出:中村蓉 楽曲編集:中村蓉 音響・照明:緒方彩乃
 舞台美術:緒方彩乃 宣伝美術:緒方彩乃 制作・広報:緒方彩乃
 出演:緒方彩乃
 声の出演:中村蓉、シークレットゲスト

 2021/03/06(土)曇 2:16-2:49PM(35)客席3名(定員5名)
 客層:男性のみ。
 客入れ:旧店舗跡で手指消毒、名簿記入。案内に従って裏の勝手口に廻って入場。
 二間の片側が客席、座蒲団3と箱椅子2。皿に1000円、置き本を読んだりしながら
 待機。トイレ使用可。ホットカーペット敷きの寒さ対策あり。ここまですべて無人対応。
 終演後は部屋見学しながら、緒方さんとしばし談笑。

 築90年の二軒長屋の一軒をまんま活用した会場にて。建築科卒の支配人で
 パフォーマの緒方彩乃さんをコンテンポラリー・ダンサーの中村蓉さんが振付、
 『「日常を踊るダンス公演」の日常化』を目論んだ1ヶ月公演。

 舞台。畳部屋3間。正面に襖障子。左手に収納棚、雑貨、ラジオ、漫画本。
 右手に横向き階段、小部屋に平均台。
 構成。ラジオDJを聞きながらの昼下がり。洗濯物をたたみなどする内に、雑貨を
 弄ったりしている内に、不思議の時間が到来、踊りが勃発する。

 表情豊かで楽しい、サイトスペシフィックど真ん中の家ダンス。ある日常、モノ、
 明かりらを使い倒す、ご趣向が盛り沢山。サービス精神旺盛なとこは蓉さん演出
 らしい。振り完コピ、闊達な緒方さんダンスが天晴れ。熱度を上げてもすっきり
 してるのがいいし。素直に嵌まり、耳に馴染む、選曲が心地良い。古民家まんまの
 不思議あり。弾力がある畳とか面白し、課題は襖の滑り加減かな。昼夜や天気ら
 周囲の状況で印象が変わりそう、夜の回もみたいところ(みました


 


 以下、構成覚え書き(ネタバレ)
 ・洗面所に入って手洗い、うがい。
 ・ラジオON、DJ(中村蓉)。TRAIN TRAIN♪。洗濯物と絡み踊る、なわとび。
 ・収納棚の中空箱3つを色々見立てたり。絡んでアクロバティックに踊る。
 ・エンヤの♪。ヒーリングタイム。座禅、ストレッチからの!?ポーズ。
 ・蛍光灯を消す。風音。子供時代の自分は。階段を上がり。女性(人形)が落ちてくる。
  抱き上げて、玄関内へ、コートを被せてあげる。
 ・ユーミン 真夏の夜の夢♪。右手の二畳間、真っ赤な蛍光灯下、平均台も使い
  ラテンのリズムに乗って、激しく踊る。
 ・電話が鳴る音。正面襖戸から廊下へ出る。襖越しにシルエットが浮かぶ。
  半分開け。エイリアンズ♪。椅子ダンス。立ち去った後、独りでに襖が閉まる
  (滑りが悪くて締まりきらず)
 ・ラジオDJがシークレットゲスト紹介。座敷童という。座敷童から直接話しかけ
  られる。扇風機で風を浴びるの。扇風機を踏み台に載せ、正対。紙吹雪を浴びて
  風にそよぐ葦然。ぺたんと上体を後ろ倒し。
 ・畳の上でジャンプ、まるでトランポリンな畳。
 ・平均台、階段パーツらを集めて、部屋から戸外にと延びる道をつくる。
  道を走り抜けて、開け放ったガラス戸から外へ飛び出す。

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