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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2021/03/10-21 15ステージ）
全自由 前半割(3/10〜14)一般3000円 学生2500円
通常料金(3/16〜21)一般3500円 学生3000円 高校生以下 予約のみ500円
作：つかこうへい 演出：大池容子
舞台監督：杉山小夜 舞台美術：新海雄大 照明：黒太剛亮（黒猿）
音響：泉田雄太 音響操作：秋田雄治 小道具：陳彦君
制作：金澤昭（うさぎストライプ） 宣伝美術：西泰宏（うさぎストライプ）
企画制作：うさぎストライプ／(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成：文化庁文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等機能強化推進事業）、
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演
佐藤滋[青年団]:木村伝兵衛 部長刑事
実近順次:熊田留吉 刑事
高畑こと美:片桐ハナ子婦人警官
木村巴秋[青年団}：容疑者 大山金太郎
2021/03/17(水)晴 7:01-8:49PM(1'48)中段上手 客席9割(30人)
客層：20-30才代、あと中年層。男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、椅子間隔空け。椅子5列 千鳥配置。
折り込みパンフ A5 3ページ。カーテンコール1回後、規制退場。
90年代から変化し続けた「熱海」だけど、今回はそれ以前の73年初演に近い版。
客入れ音楽がジョージハリスン、シールズ&クロフツ、グラディスナイト等の
1973年ヒット曲メドレーというご趣向。
舞台。中央、部長の大机と革張り椅子。黒電話とデカい灰皿。背景は格子パネル、
天井にシーリングファン。上手に小机、下手に階下階段と柵。
お話。痴情故の殺人事件を、劇的に更新しようと木村伝兵衛と部下は悪戦苦闘。
ほろ苦きはキャラメル味、素朴でマイルドな「熱海」。熱くても冷静、会話の
テンポは穏やか。音楽や歌は入るけどノーマルな音量と長さ。おかげで台詞が
一字一句(心安らかに）聞き取れ、そうだったんだと思うところも。
90年代のスタンダード・ロンゲストスプリングでの個々人の恋愛模様や、
しがらみなど込み入った事情は描かれず、シンプル。とんでもな捜査哲学が
繰り広げられる中、登場人物達の人間臭さが折々で率直に感じられて、
ほっこりしたりするねこ。
パンフに前時代的な演出家と新米俳優のように見えてくる気がする、と大池さん。
なるほど、劇場であり、稽古場にも見えて、なお面白し。
伝兵衛・佐藤滋さん。ほどよく色気があって○。
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