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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2021/12/29-30 4ステージ）
全自由 一般2000円 26歳以下1000円 高校生以下：無料（要予約）
＠豊岡 城崎国際アートセンター スタジオ1 12/24-25
戯曲・演出：小野晃太朗
舞台監督：鐘築隼 照明：井坂浩(青年団)・伊藤侑貴
音響：おにぎり海人(かまどキッチン) 記録撮影：歌川達人
宣伝美術・広報：トモカネアヤカ 演出助手・制作助手：村田千尋
プロデューサー：松岡大貴 主催：イサカライティング
出演：
毛利悟巳：女
新田佑梨［青年団］：鉄の女
矢部祥太：男
2021/12/30（木）晴 3:03-4:03PM（60）中段中央 客席ほぼ満員（35人）
客層：20-30才代と中年層、男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、一方通行導線。ロボット俳優「ワカマル」は
大掃除のコスプレ。通常配置5列。換気を行っているため、最前列に使い捨てカイロ
配布。当日パンフ A5 3ページ。物販。上演台本。カーテンコール1回。
AAF戯曲賞を受賞した、小野晃太朗氏が短篇戯曲「通過」をリライト上演。
舞台。大きくラウンジ。中央、広くラグ。上手に木製テーブルと椅子、裸電球。
後方に低めの藤椅子、ナイトスタンド、小さな本棚。下手半分の上空に30個ほどの
裸電球が吊し下げられ。その下の奈落開口が出入口設定。
お話。女の部屋に同居する男は、何やら抱えている模様。「海に追われる」と感じる
都度、ぷいっと外へでてしまう。とある日、鉄の女と名乗る者が突然来訪、男を殺す
とのし掛かり。存外あっさりと刃物を奪われ、立ち去るがほどなく行き場がないと
戻ってくる。男同様に、女は彼女へ茶を出し、話を聞くことにする。
話すことで癒やされる、常に感じる恐れと対話によるケアを寓話めくムードで描き。
女発で応答する男、結構意地悪な内容に反発したり、のみこんだり。一方的にやり
込めるのでなく、フィードバックを促すかのようなやりとりを興味深くみるねこ。
感情の起伏があまりにフラット、刃物沙汰も冷静すぎとか、つっこみどころあり、
心でなんでやねんと楽しむねこ。ビジュアルが独特でキレイ、シンプルでスタイ
リッシュな調度類、空間を染めるアンバー、ブルー、レッドの一面。色を失っていく
場面は心情にシンクロかとか、面白く眺め。女役・毛利さんが堂々、他の舞台も
見て見たいねこ。
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