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＠三鷹 SCOOL（2022/03/11-13 4ステージ）
全自由 予約2800円 当日3300円
脚本・演出：小田尚稔 音楽：原田裕介
音響：福島慎太 記録映像撮影：河野恭平 演出助手：木村友里、福島慎太
企画・制作：小田尚稔 主催：小田尚稔の演劇、小田尚稔
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
出演：
鈴木睦海（夫に家を追い出させ、離婚届けに署名しようとした新宿で被災した女性。）
加賀田玲（大学5年生の男性。帰宅困難者となった女性↑に声を掛ける。）
橋本清（妻に離縁届けを送りつけた夫。）
木村友里（就活生。新宿で被災、国分寺まで歩いて帰ることにする。）
澤田夕唯（書店に務める女性。国分寺在住。）
2022/03/13(日)晴 7:02-9:18PM(78/休5/53)前方より 客席8割(25人)
客層：20-30才代中心に2世代、男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。パイプ椅子2、スツール1列。低めでない通常
高さ椅子で楽。当日パンフなし。カーテンコール1回。
2016年10月初演＠新宿眼科画廊、2018年以降三鷹SCOOLにて3月に再演 今回で5演。
舞台。キャスタのついた木製椅子。下手にコート、帽子掛けに雑貨。コロナビール、
マックの紙カップ、ギターアンプ。手前に呼び鈴を置いた小さなちゃぶ台。天井から
傘付き電球。上手にDJブース、youth役絡む原田裕介？さん常駐。棚に本とポスト型
貯金箱ら。天井から開いた傘数本。
お話。3月の震災直後の東京の風景と、その逆境の中、自身抱えた不遇や不安を受け
入れ、前に進もうとする人達のありさまを描く。
不穏な今、胸の内に確かに暖かなものが残り、いい舞台だな嬉しいなと改めて。
脳天気な現状肯定でない、苦渋を経ての「是でいいのだ」の描き方に好感。
（観客へ）語りかけ型のモノローグ中心。事を急がず押し付けず、砕けた現代口語の
親しみやすさで登場人物が近く感じられ。ダイアローグも細やかで丁寧な表情と
間合いで、心の動きを豊かに沁みるように描き。演劇の自由さも活かし、より楽し
めるものとし。大学5年生のマインドフレンドかな？な謎のYOUTH君が絡んだり、
時間が異なったり（書店に務める女性は震災とは別の時らしいとか）。帰宅困難で
国分寺を目指す就活生が歩き続ける決意をするラストの場面は三鷹。終演後の観客へ
引き継いでいくようで粋な終幕となり。