[ホーム] [一覧] [次頁]

 劇団アンパサンド「それどころじゃない」

 @大崎 アトリエヘリコプター(2022/03/24-27 6ステージ)
 全自由 前売り当日共3000円

 作・演出:安藤奎 小道具製作:深見由真[劇団アンパサンド]
 照明操作:佐川達郎 制作:土屋梨沙、出口晴臣
 出演:
 大山雄史[五反田団]:山本
 安藤奎[劇団アンパサンド]:アケミ(その妻。会社を辞めたばかり。)
 西田麻耶[五反田団]:諏訪カオル(アケミの元同僚)
 清田智彦[演劇集団円]:高橋清隆(隣人)
 菅原雪[劇団アンパサンド]:トウコ(その妻)

 2022/03/24(木)晴 7:06-8:11PM(65)最前方 客席ほぼ満員(60人)
 客層:20-30才代中心、男性過半数。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒、QRコードから座席と連絡先登録。
 開場時15人ほど。通常の雛壇に椅子6列。当日パンフ A5 3ページ。カーテンコール
 1回。上演時間はTwitter、開演前では80分だけど、実のところ65分でこれまでと
 同じ。

 舞台。中央にコタツ1。
 お話。見せたいものが妨げられてる人と、やりたいことが自分の力ではできない人と
 優先順や踏み込み方がズレている人がでてくる物語。かながわ短編演劇アワード2021
 の上演作(ねこ未見)に主に隣人エピソードを付け加えたとか。

 品良く優しげ人達が輪を掛けたへんてこ、不条理に巻き込まれてく。実は当人も
 変わり者と知られて、ポキン金太郎とどこをとっても面白い。定評ある台詞の面白さ
 、奇抜さは今回も健在で一生忘れない級のインパクトあり。小道具、仕掛けは
 グレードアップ、結構びっくりするねこ。大山さんの負荷が高くて見ものだけど、
 あの姿勢は肉体的に大丈夫なのかしらん。

 アフタートーク 8:15-8:35PM(20)
 前田司郎[五反田団]、安藤奎

 前田 面白いからもっと大きな会場でやったらと言ったのに、頑なにあさくさ劇亭
  からでなかったのが今回ここで。かながわ短編演劇アワードで点数はトップだった
  のが審査でアンパサンドはからっぽだから落とされて…、怒った?(怒っては
  いない)
 前田 よく寄せ書きが芝居にでてくる、あの怒りは何?。
 安藤 苦手だから。沢山書かれていないのは嫌なので。 
 前田 今の学生の寄せ書きはホトショ使ったり技術は高いが、のり付けとかはダメ。
    技術が上がったとことそうで無いとこがあるのが今回の舞台。
 安藤 仕掛けの中身と頑張ってつくってくれたこと。
 前田 時間が65分、80分といっていたが15分抜けたのかと思った。
 安藤 今回3000円もとるから80分といった(正直に言った方がいいでしょ)
 前田 かながわ短編演劇アワードと違うとこは。
 安藤 隣人のエピソードを追加した
 前田 観てない人は気にならないけど、自分はみてるので足したなと思ってしまう。
 前田 大山さんの仕掛けの改良。専用で役者を入れるのは申し訳ないから、動物は
    どうか。自分自身で楽しいと思うような、ハムスターとか使っては?。
    動物使いの良否、功罪についてしばらく話。
 前田 テーマはなに?、ないよね。
 安藤 テーマはないが、父親が首の長い女に取り憑かれたといっていたことから
    とった(実話だったのか、これは思いがけない)。会社に行けないといったが
    行って、気持ちが悪くなったといっていた。
 前田 実は重い話。それが判るようにすればアワード取れたんじゃない。コロナと
    虐待はみんなテーマにする。コロナなんてもうなっているのに。
 前田 どうやったらブレークするかなあ。

 質問 面白い台詞はどうやって考えているのか。
 安藤 自分1人でエチュードをやって。(質問者へ、一番面白かった台詞は?。
    「この空は米国のもの」には声をあげて笑ったとか。)学校の教師がいって
    いた言葉とこれも実話。言葉より教師が面白かった話。
    台本を書いていると、血が出ないと面白くないんじゃ?と思ってしまう。
 前田 血が出るの観たい人は余りいないと思う(そうですか?)そろそろ違うことを
    と、劇団の方向について、アドバイス等。

[月間一覧