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＠池袋 東京芸術劇場 シアターイースト(2022/03/21-31 14ステージ）
全指定8800円
＠大坂 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 4/9-10 3ステージ
原案：オスカー・ワイルド『サロメ』 脚本：ペヤンヌマキ[ブス会*]
演出：稲葉賀恵[文学座] 美術：池宮城直美
照明：松本大介 音響：佐久間修一（POCO） 音楽：加藤史崇 振付：新海絵里子
衣装：武田久美子 ヘアメイク：石原ももこ ドラマトゥルク：山田恵理子
演出助手：平戸麻衣 舞台監督：棚瀬巧 主催・企画・制作：梅田芸術劇場
出演：
朝海ひかる：サロメ
松永玲子[ナイロン100℃]：ヘロディア
牧島 輝：ヨカナーン
ベンガル[劇団東京乾電池]：ヘロデ
東谷英人[DULL-COLORED POP]：南部
伊藤壮太郎：奈良
萩原亮介 ：吉田、金城
2022/03/29(火)晴 6:32-8:02PM(1'28)下手後方 客席満員(270人)
客層：ほとんど20-30才代女子。
客入れ：男性トイレはなしと遠目でも判る掲示。そうですか。感染対策。検温、
手指消毒、セルフもぎり。当日パンフなし、折り込みチラシなし。
開演直後は入場出来ないとアナウンス。物販。パンフ A4 2000円。
カーテンコール3回後規制退場。
舞台。ゴシック内装のお屋敷。光沢ある黒の床、深いグレーの壁、アーチ状開口、
シャンデリアのある二階建て。中央が舞台状で背景はカーテン。下手階段から
上がれ。調度は革張り椅子いくつかと、白クロスの丸テーブル。
お話。ヘロデ王を風俗業界の大立て者とし、関係性はそのままに本歌取り。
猥雑、雑多、安いと敷居低く潤色。下世話な周囲の中サロメとヨカナーンが掃き溜め
に鶴と2人ぼっち（ひとりぼっち通しか）。サロメの孤独な世界が推しなヨカナーン
に出会って変わる。焦がれるがリアルに会えば拒否られて恋狂いの末に…と、判り
やすい。猟奇だけど心情は普遍的。首チョンパの非実現も闇社会に片足つっこんだ
舞台設定でないことはないし。ヨカナーン・牧島君が絵になる今時のカリスマ。
客席の一部女子達が(200キャパの劇場で）いっせいにオペラグラスを向けるのに
ほよよ。サロメの「あなた」♪妄想では茶目っ気みせて、モテぶりも頷け。
サロメ・朝海さんはキレイ、躍動感あるダンス、結構親しみやすいといい感じ。
ヘロデ・ベンガルさんが情け無くて好き。できる賢い手下役・東谷さん、悲観的な
手下役・萩原さんが仕事人、ヘロディア・松永さんが業が深そうなコメディアンヌ
ぶりでこれもいい仕事人。