＠名古屋 損保ジャパン人形劇場ひまわりホール（2023/01/26-29 7ステージ）
全自由 前売3000円 当日3500円 中高生 2000円
作・演出：北村想 舞台美術：北村想
舞台製作：松本ひろし（ステージクラフト三舞）
舞台監督：中村公彦（イリスパンシブルティ）
照明：石原福雄（FRACTAL） 平野行俊（劇座）
作曲・音響：ノノヤママナコ（マナコプロジェクト） 歌唱指導：細川純子
衣装：大池かおり 配信映像：村崎哲也（muvin）
宣伝美術：藤島えり子（room16）宣伝写真：柏本勝成（㈱スタジオキッツ）
制作：金原祐三子 制作協力：加藤智宏（office Perky pat）
企画製作：avecビーズ、北村想 共催：特定非営利活動法人愛知人形劇センター
主催：avecビーズ
出演：
かすがいこと子[フリー]：いっちゃん
ジル豆田[てんぷくプロ]：にんちゃん
中島由紀子：みっちゃん
古家暖華[Ｍ.カンパニー]：よっちゃん
二宮信也[星の女子さん／スクイジーズ]：マスター
小林正和[ファーム・コバヤシ] ；船町 透
藤島えり子[room16]；洗濯部隊の脱走者 愛称ソーニャ
金原祐三子：洗濯部隊の脱走者 愛称：テアラ
2023/01/29(日)晴 2:00-3:40PM(1'38)最前方 客席ほぼ満員(60人)
客層：ベテランと20-30才代、男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。劇場ロビーでなく、隣の大会議室・点在椅子で
待機。整理券が日めくりカレンダー、8月1日の方とか呼び出してユニーク。
開場時30人ほど。座椅子1、椅子7列 千鳥配置の通常。当日パンフ A5 3ページ。
物販。上演台本1000円。DVD売り切れ。カンパのお返しにステッカープレ。
小林さんから作家に代わり「遺言のような前説」10分。コロナ禍の上演時間。シ○
カンパニーでの短縮。シェイクスピアは当時長丁場、装置がないので口で言っていた
から。Ｐ・ブ○ックはどの作品も1時間で上演できるなどと、これには批判的なこと。
基本構造という意味での「スキーム」について。子供のためのシェイクスピアは
バッタ物ではなく、スキームの優れた作品としている。本題。東京キッドブラザーズ
の舞台に飛び入りで参加～旅公演への同行を辞めたまでの次第。ロックが認知されて
いなかった頃のこと。将来の選択、ロックミュージカルか、唐十郎のイリュージョン
かで迷ったが。キッドへの心残りはある。腹が膨れる演劇を目指す、野心があった
こと、東京演劇に勝負する。戦略は寺山修司の路線で、作風ではなく。代表作は
寿歌と言われているが、初演当時は高校演劇で上演禁止に。理由は、あれは演劇では
ないから。横尾忠則の上手は辞めた、下手に描くに同調したこと。
カーテンコール1回。ダンディスタイルで指揮棒をもった想さん。舞台と客席の拍手の
リズム取り。終わりますが止めるわけではないのでよろしくと。
プロジェクト・ナビ解散後、2003年旗揚げ、北村想の新作を20年間上演しづけてきた
avecビーズ 最終公演。
舞台。上手にバーカウンターのあるラウンジ、中央に船の操舵、下手ベッド。
正面幅一杯に海原、下手に灯台のある岬。
お話。救助した2人の女性、1人は昏倒したまま。独裁帝国の侵略を受けている国、
戦闘服を供給する支援部隊に戦火が迫り、脱出してきたという。乗り込んだ船と
いうのがSFな動力線で、乗員はいつもの、呑気としっかり者、量子コンピュータ
使いのマスターと、博識だけどスケベな作家という。女性達との問答から不明と
謎が深まり、つとアクシデントが。
といつもより物語志向、荒唐無稽万歳小劇場味、なんだけどメタ、脱線しまくりで
嘘か誠かアチャラかないつもの楽しいひととき。困った都度、歌おうと昭和な歌謡
ショーとなったり、そんないつかみた芝居景色も愉快痛快。ワカンナイと逃げる
役柄を置いて、観客ともガス抜きの配慮が親切。戦争、暗い未来図へと続くけど、
量子力学、超宇宙論、呑気語りで煙に巻かれて、どうでもいいやと虚心たんかい。
と、ならでわを堪能するねこ。この後の配信も観ようかしらん。
[月間一覧］