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＠大阪 in→dependent theatre 2nd（2023/06/15-18 7ステージ）
全自由 前売 一般4000円 U-25 2500円 ハンディキャップ割3500円 当日4500円
作・演出：野村有志 音響: 浅葉修（Chicks） 照明 : 根来直義(Top.gear)
舞台監督:西野真梨子 音楽:浜間空洞(小骨座) 舞台美術:久太郎（Anahaim Factory）
宣伝美術:勝山修平(彗星マジック) 舞台写真: 木山梨菜(三等フランソワーズ)
衣装協力: 中西綾香 特設サイト:三村るな 制作協力:吉本興業
制作:若旦那家康[コトリ会議/ROPEMAN(45)] 助成:大阪市 全創造:オパンポン創造社
出演：
殿村ゆたか[Melon All Stars] ：高山実（タカヤマミノル 幸演会代表）
松木賢三[テノヒラサイズ] ：菅想太（スガソウタ 幸演会 実のリーダー）
高橋映美子 ：土井直子(ドイナオコ 幸演会）
成瀬遥 ：井上梨絵（イノウエリエ 幸演会）
川添公ニ[テノヒラサイズ] ：山本吉 (ヤマモトキイチ 幸演会 野村を誘う）
中川浩六[三等フランソワーズ]：吉田公康（ヨシダコウヘイ 幸演会 高山の信奉者）
野村有志 ：野村ひさし（ノムラヒサシ）
2023/6/17(土）晴 3:01-4:50PM(1'47)前方上手 客席7割（90人）
客層:20-30才代中心に2世代、男女半々。
客入れ:感染対策。検温と手指消毒任意。開場時20人超。雛壇に常設椅子10列。
当日パンフ A5 3ページ。開演5分前から主宰・野村有志さんの前説。
物販。Tシャツなど。カーテンコール2回。
20周年、来年から東京に拠点を移すため大阪最終公演とか。
舞台。床の真ん中に大きく白い円。「内と外」をたび演出。周囲に白い檻状の箱、
テーブル。机らに見立て。そしておびただしい数の黒いゴミ袋。
お話。20年前、手ひどい喪失感に襲われた時に誘われたのが、慈善団体「幸演会」。
「なにがなくとも幸せになれる」と謳いながらの裸踊と炊き出しが特徴。しかし
内部はヒエラルキーやら、聖俗の原理主義対立やら、少なからずドロドロで。
辞めようとすると引き止められ、さすればと自己実現がために提案したことが
きっかけにして、団体は想わぬ所へ変容して行くが。
青春残酷群像劇で描く、自分探し次第。私小説的なフィクション演劇とか。集団の
崩壊は、野村さんの葛藤、満たされない選択かしらん。頑張るだけでは…、
コンクールで評価されても…等、表現者の七転八倒の葛藤が赤裸々に。キャラ
それぞれが野村さんの分身に見え、奪われていく顛末は痛いけど、愛おしくも思える
という妙。最低の場面でいい感じの音楽流すとか、シニカルで好物ねこ。ゲボを全て
お仕舞いメタファーにするとか、スパイシーで○。ダメな人達を受け止めて、演じる
役者さんそれぞれに癖があって魅力的。殿村さんみたいな味わいの役者さんは、東京
にはいないかも。
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