[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠小竹向原 アトリエ春風舎（2023/07/18-23 9ステージ）
全指定 一般3000円 U25 2500円 高校生以下・障がい者1000円
作・演出：得地弘基 音響・他：櫻内憧海 衣装：永瀬泰生（隣屋）
制作：半澤裕彦、谷陽歩（隣屋） 当日運営：大野創（アーバン野蛮人）
企画制作・主催：お布団
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アートカウンシル東京
出演：
宇都有里紗：私(クレオ)、医師、デイモン刑事 、ユピテル総理大臣
大関愛 ：私(クレオ)、プロメテウス、お言葉、クレオ (パート4)
立蔵葉子［青年団/梨茄子」：私 (クレオ)、職員1、軍曹、マーズ本部長、
マーキュリーズ
永瀬安美 ：私(クレオ)、職員3、カイルス総理大臣、フォープス刑事、ミネルバ
新田佑梨［青年団］：私(クレオ)、職員2、ユーステス少佐、プルート分析官、
アボロ司法長官、キャスター
畠山峻［円盤に乗る派/PEOPLE太］：私(クレオ)、カウンセラー、バイアー大佐、
弁護士、ジュノー厚生大臣
2023/07/19（水）晴 7:31-9:08PM（1'37）最前方 客席7割（25人）
客層：20-30才代男性中心。
客入れ：感染対策。検温なし手指消毒任意。塩飴ロビー置き。開演15分前開場
10数人。雛壇に椅子5列。当日パンフ A4 1枚。物販。Tシャツ 黒一色。
カーテンコール1回。
舞台。床中央に枡形の白枠、不在の中心然。後方スクリーン。両袖に照明、器具類が
剥き出しで置かれ。
お話。100年を渡り、ナノテク・チップ、電子通貨での合理化を国民に行き渡らせ、
さらにサイボーグ戦士の派遣で国際貢献を積極的に図ってきた某国。ある日、なにも
したくないと抗う者が現れ、治政にさざ波が走る。
藤子・F・不二雄のSF短編なアイロニカルな舞台。ブラックユーモアが効いて面白いが
現実を如実に映して、いやーんな、スパイシーなとこ多々。人間の尊厳を唱いながら
人を人として扱っていない、いつのまにかシステムのためのシステム化を推進、
価値を高めることを教義とする、まるで経済教な政治とか。明るく恐ろしい
ディストピアを描いた先が見たいなあと思って鱈、作家の現在地（かな、当日パンフ
によれば）が出現。辛い現実と夢の狭間のようで苦笑いと黙考誘い。壮大（想大？）
な物語の主体は、どうしようもなく人間そのもので、ライブな演劇、役者芝居の
面目躍如というところ。
[月間一覧］