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＠下北沢 本多劇場（20223/07/27-08/06 16ステージ）
全指定 一般8500円 U-22 4000円
＠愛知 穂の国とよはし芸術劇場ＰＬＡＴ 主ホール 8/9-10 2ステージ
＠富山 オーバード・ホール／中ホール 8/19-20 2ステージ
＠岐阜 ぎふ清流文化プラザ長良川ホール 8/26 1ステージ
原作：大島真寿美「ピエタ」（ポプラ社） 脚本・演出：ペヤンヌマキ
音楽監督：向島ゆり子 美術：田中敏恵 照明：倉本泰史 音響：佐藤こうじ
衣裳：宇都宮いく子 ヘアメイクデザイン：勇見勝彦 ヘアメイク：伊藤こず恵
ステージング：下司尚実 演出助手：きまたまき 舞台監督：谷澤拓巳
イラスト：メグホソキ 宣伝美術：細山田光宣 藤井保奈 奥山志乃
宣伝写真：シバサキフミト 宣伝衣裳：宇都宮いく子 桧森美恵
宣伝ヘアメイク：大原恵美 宣伝編集：303BOOKS WEB：山田大悟
票券：Mitt 制作助手：前田明子 制作プロデューサー：関根明日子
プロデューサー：小泉今日子 企画・製作：株式会社明後日
出演：
小泉今日子：エミーリア（ピエタ慈善院出身・スタッフ。）
石田ひかり：ヴェロニカ（貴族・ドリオド家令嬢。）
峯村リエ［ナイロン100℃］:クラウディア（高級娼婦・コルティジャーナ。）
橋本朗子 ：アンナマリーア（プリマドンナ。ピエタ慈善院出身。）
広岡由里子：パオリーナ（アンナマリーアの姉。マネージャー。）
伊勢志摩［大人計画］ ：サンネーダ（ヴィヴァルディの妹。）
高野ゆらこ：:ジーナ（薬屋の娘。ピエタ慈善院出身。）
会田桃子：アンネッタ（ピエタ慈善院・スタッフ。ヴァイオリニスト。）
向島ゆり子（Vn)
江藤直子（Cembほかキーボード）
2023/07/28(金)猛暑 7:03-9:31PM(80/休15/51)前方上手 客席満員(380人)
客層：2世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温なし手指消毒任意。通常客席。寄せ書き板あり。当日パンフ
なし。物販。パンフ A5 1200円、原作本ほか。 カーテンコール1+2回。
直木賞受賞作家・大島真寿美、2011年作品の舞台化。
舞台。前方船着き場な段々。上手平場、下手半分に五線譜を手すりに見立てた船状の
高台。「五線譜」は上方、上手後方に延び。天井、半円のドレーブ幕が連なり。
お話。18世紀ヴェネツィア。慈善院で「合奏・合唱の娘たち」を指導していた
ヴィヴァルディの訃報が縁となり、貴族令嬢から謎の楽譜を探すことを託されること
になるスタッフ。素性を隠すため、仮面をつけ、様々な立場、身分の女性達を訪ね
歩くことに。それは人生との出会い旅でもあって。
素顔のまま交わし、響き合う、美しい音楽のようなシスターフッド譚。しみじみ
沁みる、静かな幸福感。原作18世紀ヴェネツィアの仮面常体で見た目超越の道具立て
衣装の彩色、装置の加飾を無くしてよりフラットに。削ぐことで自由に想を拡げ易くし
より豊かにしてる舞台。本多劇場（アコースティックはさておき）でバロック音楽の
生演奏がたっぷり流れてますます素敵。そんな中、クレバーで優しいキャラ達が
それぞれに魅力的に、垣根無く闊達に交わす姿がいい絵面をつくり。オケ伴奏とともに
ソリストが主役な協奏曲の創始者がヴィヴァルディだけど、まさにそれ。
小泉代表・エミーリアは従に徹し、鏡みたいな役どころ。石田さん・ヴェロニカ、
強くて優しくて弱い、貴族さもありな好演。峯村さん・クラウディア、懐深く幅広く。
広岡さんと伊勢さんともちょっとくだけたところがオアシス。
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