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　愛知県芸術劇場×DaBYダンスプロジェクト　鈴木竜×大巻伸嗣×evala「Rain」

　＠初台　新国立劇場 小劇場(2023/08/04-06 5ステージ)
　全指定　一般6000円 U25 4500円
　　＠愛知　幸田町民会館 さくらホール　8/18　1ステージ
　　＠福岡　J:COM北九州芸術劇場 中劇場　8/27　1ステージ

　振付・演出：鈴木竜（Dance Base Yokohama）　舞台美術：大巻伸嗣　音楽：evala
　プロデュース：唐津絵理（愛知県芸術劇場/Dance Base Yokohama）、
　勝見博光（Dance Base Yokohama）
　プロダクションマネージャー：世古口善徳（愛知県芸術劇場）
　照明ディレクター・デザイン：高田政義（RYU）
　照明オペレーター・デザイン：上田剛（RYU）
　音響：久保二朗（ACOUSTIC FIELD）
　舞台監督：守山真利恵、川上大二郎　舞台監督助手：峯健（愛知県芸術劇場）
　舞台：（株）ステージワークURAK　衣裳：渡辺慎也
　リサーチ・構成：丹羽青人（Dance Base Yokohama）
　振付アシスタント：堀川七菜（DaBYレジデンスダンサー）
　制作：宮久保真紀、田中希、神村結花（Dance Base Yokohama）
　企画・共同製作：Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
　出演：
　米沢唯[新国立劇場バレエ団]、中川賢、木ノ内乃々*、
　Geoffroy Poplawski、土本花*、戸田祈*、畠中真濃*、山田怜央
　＊＝DaBYレジデンスダンサー

　2023/08/06(日)晴　12:04-1:16PM(1'12)最前方　客席8割(280人)
　客層：ベテランよりに2世代、女性過半数。スーツ客ちらほら。
　客入れ：感染対策。検温なし、手指消毒任意。当日パンフ B5冊子。
　カーテンコール5回？。

　舞台。上手半分、雨を模した黒い簾状壁のボックスが吊られ。闇の中に浮かんで、
　得体が知られないムード漂い。開演5分前から床照明が移ろい始め。
　お話。サマセット・モーム短編小説「雨」モチーフとか。男(中川）と女（米沢）の
　出会いと顛末。

　黒のムーディ、トータルの見事な造り込み、見応えあり。関係性のイメージを重ね
　連ねて物語めき。簾ボックスな美術、音響、照明で渾然一体と抱囲、欲望と抗いの
　場を表して迫り。密接なモブダンス、手の動きがエモーショナル。特異な白下着の
　女（米沢）。奔放にしかし絶えず抑圧をうけているかのよう、強くも痛ましい様が
　印象。誘われる男(中川）とのスリリングなデュオは見もの。しばし突出する女
　(木ノ内）野性味を感じさせる思い切りよさ○。

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