[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠南青山 銕仙会能楽研修所（2024/04/24 1ステージ）
全自由 一般前売り 自由席4500円 U25（25歳以下）2200円
ベンチシート（限定10席）5000円
仕舞 白楽天（はくらくてん）清水寛二
仕舞 賀茂（かも）観世淳夫 11分
地謡 長山桂三、馬野正基、柴田稔、浅見慈一
狂言 二人大名（ふたりだいみょう）28分
シテ 大名・甲 山本則秀
アド 大名・乙 山本凜太郎
〃 通りの者 山本則重
能 高砂（たかさご）82分
前シテ 尉
後シテ 住吉明神 安藤貴康
ツレ 姥 小早川泰輝
ワキ 阿蘇宮神主友成 村瀬慧
ワキツレ 従者 村瀬提
〃 〃 矢野昌平
アイ 高砂ノ浦人 山本泰太郎
笛 藤田貴寛
小鼓 清水和音
大鼓 亀井洋佑
太鼓 林雄一郎
地謡 小早川康充、観世淳夫、青木健一、谷本健吾、鵜澤光、北浪貴裕
後見 観世銕之丞、西村高夫
能楽小講座 長山桂三 10分
2024/04/24(水)雨 6:32-8:45PM(11/28/82/10)正面中段上手 客席ほぼ満員(120人)
客層：3世代、学生〜ベテラン、海外の方ちらほら、女性8割。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。いつものよう靴は靴箱へ、階段に座椅子席。
当日パンフ 機関誌 B5。
・仕舞 白楽天 賀茂
お話。白楽天。住吉明神は神風を起こし白楽天の船を唐土へとふき戻す。
賀茂。参詣した神職の前で別雷神が威勢を示す。
重厚な白楽天と、躍動感溢れる賀茂、共に神様のソロダンス。対象楽しい。
・狂言 二人大名
お話。誘い合い野遊びに出た大名、通りがかりの男を脅して太刀持をさせるが、
逆に太刀で脅され、面白い芸を強要されてしまう。
脱衣、動物や玩具の真似をして演芸大会、結構な運動量。まんざらでも大名達が
トンマで愉快。
・能 高砂
お話。阿蘇の神主友成が播磨国高砂の浦で老夫婦と出会い、高砂の松と住吉の松が
相生の名がある故事を聞く。二人が正体を明かし、摂津国住吉へ誘い消えてしまう。
住吉に着き、住吉明神の出現と祝福の舞を目にするのだった。
世阿彌・自画自賛、脇能(主人公「神」、「翁」の次の演目なので脇）の代表作。
年の初めの演目で、青山能の今年度1回目に選ばれ。神様尽くしの当月の締め。
変わらない縁を讃えるだけでなく、神様が人々の長寿と御代の繁栄を祈る、お清めの
演目であるとか。神様の舞いだけどなく、全編ポジティブな力強さを感じたねこ。
・能楽小講座
能楽堂の鏡板の松は春日大社のから。何故正月に「松」を飾るのか。神を呼ぶ、
よりしろだから。能は神に向き合って演じる、お客さんも神様と出会う。
能の5つのジャンル、「神」は能の根元を成す、真の神舞。と、ここで地震発生、
能舞台が揺れて音響。神が降りた！と長山さん、緊張の客席をほぐし、様子見で一端
休止。地謡「四海波静かにて」♪の方が有名な「高砂や この浦舟に 帆をあげて」♪
より能楽師は祝いの席で謡う。清々しい。すべてに力を与える。年の始めに相応しい
演目。このエネルギーを溜めて、今年度も。次回、紫式部が前シテの「源氏供養」を
PR。
[月間一覧］