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＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター（2024/06/14-16 4ステージ）
全指定（カフェ使用 1ドリンク付き） 前売 一般 S席5500円 A席4200円
25歳以下3500円 高校生以下2000円 友の会（S席のみ）5300円
せたがやアーツカード（S席のみ）5400 円 当日券 一般6000円（S・Aとも）
25歳以下4000円 高校生以下2500円
振付・演出：平原慎太郎 映像：中山晃子 音楽：David Lang、景井雅之
構成・振付・演出 ：平原慎太郎 音楽：David Lang、景井雅之
映像：中山晃子 題字：東海林愛 衣裳：柿野彩 照明：櫛田晃代
音響：原嶋紘平(SONICWAVE) 演出助手：渡邊千穂 舞台監督：筒井昭善
宣伝美術：柳沼雅博(GOAT) 制作：相場未江、内堀愛菜、OrganWorks
助成：舞台芸術等総合支援事業 (公演創造活動)
提携：公益財団法人せたがや文化財団 、世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
企画・製作・主催：株式会社クラネオ
出演：
青柳潤、池上たっくん、大西彩瑛、東海林靖志、高橋真帆、タマラ、
浜田純平、林田海里、平原慎太郎、堀川千夏、町田妙子、村井玲美、
渡辺はるか（以上OrganWorks）
藤村港平、堀田千晶
那須佐代子
声の出演：
小川ゲン
森下 創
2024/06/15(土）夏日・曇 1:03-2:54PM(1'50)1F前方 客席4割（250人？）
客層:2世代 20-30才台最多 女性過半数。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。最前F列 大きく張り出した前舞台 1列目はやや
見上げる格好。2Fに若干名 3F未使用。劇場の「青空」を久々に仰ぎ見るねこ。
「劇団は広場」キャンペーン？からかワンドリンク付き 1時間前オープン、
終演後もしばし開放で賑わい。当日パンフ A4 3ページ。物販。ポスターほか。
カーテンコール2回。
カンパニー10周年。
舞台。中途まで下げてた幕を上げると、奥に大掛かりな3段壁。横向の両階段が各段
2箇所。床は黒リノ、中程の下手に奈落開口部。箱を椅子、ベッドに見立て。
構成。病院、死の淵にあり苦痛に悶える夫と傍らの妻の図と演技。その演技に
ハテナと突っ込む妻役の那須さん。平原さんと問答。見ている観客を見ることや
明と暗の境界、その曖昧さについて。観客にも働き掛けるメタな冒頭後は大規模な
タンスシーン。苦闘が拡がる地獄編。苦しみと救済の果てしがない繰り返しの
パノラマ。最後は冒頭の3人に戻り。無になりたいのに平原さん、止められない
パフォーマンスの終わりを観客指名で委ねるが。
「平原慎太郎」の中も外も全部積みこんだ、ボリューミーな御趣向。昨今の整えたり
削いだりと真逆な盛り込み、メタフィクションな構造に、クリエイターの苦闘と願い
を反映したフィジカル・シアターとも。苦悩と抗い、光明でぐるぐる地獄巡りする
圧巻の群ダンス、一役三人の私戯曲な芝居、俳優や観客取り込みのメタシーンの
レイヤーを境目なく繋ぎ。美術は大壁段装置、天から降りもの（アルミシート）、
水に絵を描く儚いライブペインティング、遂には劇場の「青空」を取り込み。
空間、劇的なもの使い倒してて凄い。
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