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 万有引力「不思議オペレッタ ある家族の血の起源」

 @ザ・スズナリ
 記録台本・詩:寺山修司

 1993/8/22(日)3:00-5:00 晴れ暑い 後方2列

 迷宮の入り口でじたばた。垣間見た、オブジェは楽しめたけど。
 チラシから。「この作品は、1972年イラン・シラ−ズ・ペルセポリス国際
 演劇祭において上演された、演劇実験室・天井桟敷の「血の起源」の上演記録
 をもとに、J・A・シ−ザ−が新たに作曲・再編成した、演劇的、不思議な家族
 あわせのオペレッタです。」

 お話し。ある家族。とそこに入り込んだ見知らぬ男。父、母、兄弟、近親相関
 など、家族たちの場面でつないでいく。と書いただけでは良く分かりませんね。
 台詞に寺山の詩が多く。言葉の迷路です。でも、今回はもひとつ入れなかった。
 音響のためか、声が良く聞き取れなくて。残念。
 
 前半は、たしかにオペレッタを思わせる。瀬間千恵が堂々、海津氏は変わらず。
 昆虫標本、虫取り網、傘の女、着せ変え人形、バイオリンなど、変わるオプジェ
 が、視覚に快感。点在する人もまた、そう。
 寺山の本格的オペラがあれば。湯浅譲二作曲などで。世界の宝となったろうに。

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