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＠渋谷・ジァンジァン（1998/2/5-8 6ステージ） 全自由前売り当日2500
構成・演出：日々野克己×中嶋 浩 照明プラン：倉本泰史
出演：中嶋 浩、三谷郁奈、石塚基光、山崎ルキノ、
松本美香、丹羽清枝、立石 徹、田村一行、瀧川英次、伏木淳子、青木珠美、
山中敦子 演奏：ティングルタンゴ（acc：良原理恵、vn：マルセ）
1998/2/8(日)晴れ｜雨 2:05-4:00pm 最前列より 客席超満員（120人）
客層：20才代女性中心に老若男女。女性７割。客入れ：列んだ順のジァンジァン
方式。当日精算券ありいうのがここじゃ珍しい。
元・遊◎機械全自動シアターの中嶋さんが'91旗揚げ。横浜中心に公演。昨年初の
東京公演。ねこが観るのは２年振り。
舞台。ダイヤ型のジァンジァン床にそういう形パネル。２方向の壁は斜めった造り
の壁。青空のホリゾントがきれい。そんな仕掛け故、床が傾斜してみえる相対視感
トリッキーなお話も暗示してるよう。山の手教会下で教会芝居は当て書きなのね。
照明が透明感あり、きれい。
お話。教会持ち主なシスターが亡くなり、１週間後の朝に教会閉鎖、同時居合わせ
た者に遺産の一部を分与せよの遺言。と遺言代行屋（中嶋）。そんな夜に限って巡
業の歌手、大女優、探偵、ゴシップ雑誌記者やらがわらわらと。ついには遺伝子操
作の極秘データを隠し、逃げ込む者と追手まで。しだい明らか、あれこれ因縁。（
中略）いい話な収まりをもって、それぞれの道な朝。してやったりと代行屋＋２人
遺言にはお金じゃなく、全土地贈与の一文が。土地に眠る化石にマニアな富豪と高
額買い取りの密約済み。遺産分与は隠れ蓑だったのだ。高笑い、と他の教会に向か
ったばかりのシスターの置き手紙発見。既に企み露見、代金の小切手は神への捧げ
物として持ち出し、詐欺師な彼らは警察で罪を悔いてねとあり。あいや〜サイレン
の音が。でも大丈夫、ｏｋな私たち。いくか、いくわよっ。
なんでもあり、お気楽味わい。人情噺ぽい、サスペンスぽい、ピカレスクものぽい
とてんこ盛り。深追いせず、手堅くもさらりな挿話群。伏線もあんまりなしのご都
合主義なれど、うるさいこと言わなきゃ、笑ってほろりのお楽しみ。たまにはいい
かな、ねこ。中嶋さんの芝居がかりは、そうするのが好きなんでしょう。でも、ち
とやり過ぎかなな、ねこ印象。生のバンド演奏つき。なんかこじゃれた趣向。後半
、舞台を盛り立てて○。
劇団ＨＰ http://www.interq.or.jp/jupiter/pect/main.html