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＠下北沢・「劇｣小劇場 (1998/3/20-30 15ステ)
指定前売り3200当日3500 2F天井桟敷3000
作・演出：大西一郎 出演：三田村周三、美香、井沢希旨子、熊谷亮子、西尾英次
冷泉公裕、古屋治男、喜多三恵子、朝倉伸二、大窪みこえ
1998/3/24(火)曇り 7:05-8:50PM 前方より 客席９割（60人）
客層：老若男女。で勤め帰りのサラリーマン、おじさんおばさんが目につく客席。
客入れ：適時座席案内あり。２Ｆ座敷席には、2,3人人いたよし。
初見。NGPの大西さん作品。役者はみな実名の役で登場。
舞台。ＴＶの特撮番組っぽい、研究室ぽいな。白パネルにオレンジストライプ、原
色（赤、青）タイルがアクセント。下手、気密機密してる自動ドアはバイオハザー
ド。ID入力のI/Oいろいろと。中央、楕円な背の高いテーブル、その斜め後ろにコ
ンソールぽいコンソール。FMチューナーがチープで○。上手、一部ファイル棚と鏡
が入っている一枚パネル。劇場外に設営してるイントレは丁度この後ろ。ラスト近
くの演出で使用。テントなら正面にもってくるだろうに、ちと惜しいかなとも思っ
たねこ。
お話。発見された古代文書。そこにはあやしげな儀式のことが記されていた。そし
て文書にヒントを得た秘薬が密かにつくられているらしい。郊外の研究所、噂の本
人・三田村教授の様子はどうもおかしい。そんな折り、スパイな侵入者が薬を盗み
出したことから、てんやわんやの大騒動になって。
奇しくも、カトケン＠本多劇場、と同じアイディアな、とりかへばやもの。こっち
はＳＦな仕掛けあり。元ネタ「ブラッド・ミュージック」！？。ラスト近くの増殖
とかそうなのかしらん。多人数入り乱れてのスラップスティック展開。ほぼ期待通
りに混乱が加速してく。動物と片思いの相手ねたが面白し。道具立てなキャラや関
連性をもっと複雑、個性的にすると、もっと○と希望。ルール通りに進むことが不
満だったりなナンセンス好きねこ。週末テーマだったりもする。けど、ラリホーで
そんな感じなし、暗さなしののほほん。リラックスしてみられるのは○。
役者。老若とりどり、達者で安定。井沢さん。お茶目でメリハリあって○。三田村
さん。しょぼしょぼとぼとぼ。とりかへばやでも、シャイにお茶目。それもいいけ
ど、美味しい役なんだから、もっと羽目をはずしても、と思うねこ。