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＠大塚・ジェルスホール(1998/4/24-27 6ステージ) 全自由前売り当日共3000
作・演出：くまむし
出演：辻脩人（動物電気）、岡田久美子、小林健一（動物電気）、
秋山想(TBプラネット)、石井節子、金子清文、関洋子、
猫田直(tsumazuki no ishi)、くまむし ビデオ出演（塚本耕司、みのすけ）
1998/4/26(日)曇 7:10-9:10PM 中段より 客席５割(50人)
客層：20才代中心。男女半々。客入れ：間際に入るお客達。ドラキュラの映画が客
入れ時投影。
俳優？（ナイロン？）のくまむし氏、作・演出公演。
舞台。真っ赤な壁と床の部屋。下手は主人公の部屋、窓、ビデオ、テーブル、ＣＤ
ラジカセ。上手、リビング。テーブル、玄関？への出口。
お話。つきあってる美智子（岡田）と煮え切らない関係の健志（辻）。やたら物わ
かりのいい両親（小林、猫田）も煙ったい。とある日、胡散臭い老人（秋山）と共
に引っ越し挨拶にきた、ゆりな（石井）にときめき、こともあろうに血を吸いたい
欲求。実は両親の内、父方は代々吸血鬼。永遠の伴侶を求めるが故の欲求だったの
だ。どろどろな三角関係、美智子との間で揺れるもあっさり、ゆりなに決め。とこ
ろが彼女と老人は代々の吸血鬼ハンター。ふとした諍いで刺された健志を救おうと
、父親はゆりなに血を懇願するも、嘲笑を受ける。武器を手にする老人に、彼らも
知らない確執を話し、妻を殺された怒りから逆襲する父親。事情を知らされた美智
子は、自らの血を健志に与える。そして、健志の父に血を吸ってもらい、健志の復
帰を待つために永遠の命を与えてもらうのだった。テキストや映画、スナップショ
ットをシーン間に挿入して進行。
というお話は終盤に大展開。変な人物達と主人公家族のガジェットなやりとりが多
し。秋山氏との暇つぶしごっこ捜し。自称パンクロッカー先輩（金子）のいかれて
る、つうかおばかな言動。やけにあっさり進ませたと思いきや、泥沼なやり取り。
まったりした中、ぽつぽつとこまめに含ませる笑い。これらはべたな三角関係や主
な話への照れ隠しかしら。とこどこでくすくす笑いねこ。中心となる人物達は崩さ
ず、周囲を狂わせる演出は節度があって○。ただ、まったりした進行故に中盤以降
睡魔に襲われたり。
役者。猫田さん。かわいい仕草。辻さん。いつもより真っ当（時々変だけど）な演
技。ふーん、不器用な感じ○。小林さん。もどかしい、本調子じゃないよな。秋本
さん。金子さん。結構野放し。石井さん、誠実な演技で○。生徒な女子高生に変態
行為する妄想抱く教師役として、みのすけがビデオ出演。