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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2002/1/1-3 5ステージ）
全自由前売り当日共 3800円(振舞い酒あり）
作：谷川俊太郎 演出：水下きよし[花組芝居] 照明：西本彩[青年団]
音響：マキマキ 美術：ぼろぼんぼ、河邊香
http://www.agora-summit.com/lineup/5.BoroBon/index.html
出演：
志賀廣太郎[青年団］
平田陽子 [青年団、あなんじゅぱす（ＨＰ）
］
水下きよし[花組芝居］
井上啓子 [黒コアラ盗賊団］
笠木誠 [第三エロチカ］
2002/1/3(水)晴 3:35-4:45PM(1'10) 前方より 客席超満員（70人）
客層：20才代前半女性、おじさんおばさんのとりどり。升酒をもった女子結構。
客入れ：間際に入場ねこ。荷物預かりあり、客席誘導都度あり。最前列に桟敷増設。
女子ばかり並び。後方5列は椅子席。ロビーで日本酒ふるまいあり（コップじゃなく
升酒）。折り込みパンフ。B6。4ページ。似顔絵付き役者紹介あり。物販なし。
1/14南青山マンダラ版の上演もあり。
花組芝居・水下きよしによる企画ユニット。谷川俊太郎氏が演劇集団「円」に書き
下ろした作品とか。
舞台。素舞台。蛍光色のＢＯＸ20。２，３ヶづつところどころ集まり。背景壁の上から
帯状の紙を下ろしてストライプ。パステル、水彩画のフレーム三葉。下手端に奈落へ
の開口、上手からエレベータにもアクセス可能。
構成。言葉遊びの会話。踊り。マザーグースの歌。合間に口上をいれてにぎやかに。
正月早々に楽しいライブ。擬態語で会話とか、意味はなけれど言葉より「おしゃべり」
口よりものをいう、目線、表情も豊かな身体性会話、つうかバトル。といっても肩肘
張らずのお茶目さ全体。できる役者でして楽しさ一層。種々趣向で連鎖に構成して、
飽きさせず。劇場で畏まってみるよか、ライブハウスでドリンク片手で、のが○そう。
役者。平田さん。悪戯大好き？な瞳きらきらと愛らしい。志賀さん。ちょっとぎこち
ない佇まいがプリティ。いい声で唄って踊って、なおさらにして。
プログラム
・ホルスト「惑星」の冒頭曲。明かり演出。ちょっとわくわく。
一、あいうえ
床下から現れた一団。ステップを踏み、歩きながら、ラップ乗りで歌「お正月」。
志賀さん残り。待ち合わせ？。そこに井上さん。あ、い、う、え音で会話やりとり。
言葉の意味？、抑揚表情で伺われ。知らない二人はいつのまにか意気投合、怒らせて
志賀さんびんたされたり、といろいろあり。
二、まねしこぞう
平田さんと笠木さん。トレイにティーサーバーとカップをもって。半袖姿でお気楽話
と思いきや、途中から平田さん、オウム返しでまねを始め。まねするなよ＞まねする
なよ。バトル模様、激しい動きも追従され。息を止めて泳ぐ〜女エレベーターで消え
ちゃう。戻ってきて、笠木「好き」、これだけ一泊おいて平田「好き」とオウム返し
ちょっと思いの丈はいり。キリがつく言葉を言い合い。…裏切り、これっきり。
三、わたしとあなた
志賀さんと平田さん。言葉を教えるように、目、鼻と平田さん、追従する志賀さん。
髪、と言われて悲しそう。街にでる。お菓子、蕎麦の名前。カバ蕎麦、サイ蕎麦と
なんかわからないけど楽しそう。私、あなた。私は何？。スポットライト浴びて
志賀。舞台俳優、青年団所属…、と自己紹介→口上。
＜口上＞
床下から役者達。ファッションショー気取って自己紹介。水下、こんな芝居をやって
みました。横に並んで、おめでとー。ラップ調「お正月」。シガーばあさんの半生記。
あ、い、うの文字を頭にそれぞれ文句造り。大喜利の様相。
四、しりとり
（ＢＯＸを二段積み、横に並べてバーカウンター）笠木さんと井上さん。小グラスの中
にいれたロウソク置き、ムーディ。ウィスキーグラス片手にしりとり遊び。女、プリン
だめ、そんなの誰が決めたノー、と酔ったのか我がまま。ルージュに笠木動揺。キス。
どっち？さかなの？と井上、天ぷら！。つまんないー。キス、スキ（と熱い目でみて
いる井上に笠木困り）。井上、無粋な相手に不機嫌顔、帰っちゃう、しりとりを一人
続ける笠木。（水下。ロウソクもってもてあそび。ＢＯＸを並び替え、1段まっすぐ、
対角線上に並べ。中央にろうそく。）
五、おのまとぺ
ティーサーバーとカップをもって、平田さん、井上さん。ＢＯＸのテーブル両端に座り。
すとすと＞どぼどぼ、すべすべ＞ざらざら、ずどん＞よろよろ、擬態語で会話バトル。
気持ちエロはいり。にこにこ笑って片づけ。
六、マザー・グース ハバードおばさん
ＢＯＸをみて水下、長いベット？、と寝そうになる。一同で、マザーグースの歌。手で
リズムを取りながら、行進するように唄い。ジャージーに、ＢＯＸを叩きながら賑や
かに転調。
七、ながいなのむすこ
平田さん。なんかブルースに浅川マキ入りながらの歌。長命を願ってつけられた男の子。
長ーい名前を一気加勢に。
（おはなし）なんだっけ。忘れたねこ。
八、かくれんぼ
水下さんと志賀さん。かくれんぼ。待ち合わせの女と勘違いする志賀。鬼は女の子
ユキコ。しだい、年をとっていく志賀。だるまさんがころんだ。ゆっくりゆきちゃん
〜歩き唄いながら探す志賀。そうこうして家に帰ったら、娘が三人生まれていた、と
志賀笑い。全員で、すっとびとびすけの歌。志賀を中心に回り踊りながら。志賀は自分
の葬式に間に合った。
カーテンコール。「お正月」唄い。この一年がよい年でありますようにと、二拍手。