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＠新宿 シアターアプル(2004/7/12-25 16ステージ）
http://www.theatre-apple.co.jp/
全指定 前売り当日とも S席6800円 A席5800円
＠大阪 国際交流センター 7/30-8/1 4ステージ
作・演出：長塚圭史［阿佐ヶ谷スパイダース］
照明：佐藤啓 音響：加藤温 山本能久 音楽：岡崎司
舞台美術：島次郎 衣装：藤井享子 ヘアメイク：河村陽子［DaB］、西川直子
アクション指導：前田悟[アクションクラブ] 演出助手：坂本聖子
舞台監督：芳谷研 ピアノ演奏：松崎雄一 アナウンス：佐藤真弓［猫のホテル］
宣伝美術：Coa graphics（藤枝憲 河野舞 高橋有紀子） 宣伝写真：森豊
制作：脇本好美 伊藤達哉 プロデューサー：細川展裕
制作協力：阿佐ヶ谷スパイダース キョードー大阪
企画・制作：ヴィレッヂ
出演：
高橋由美子：球子(姉)
馬渕英里何：美麿(その痴呆の妹）
渡辺いっけい：森脇(サラリーマン)
橋本じゅん［劇団☆新感線］ ：桜田淳治(その後輩)
中山祐一朗：清原さん(店長)
千葉雅子 [猫のホテル］：鳩子(風俗店経営者)
吉本菜穂子[チャリＴ企画]：ルリナ(風俗嬢)
玉置孝匡：大河原鬼丸（地元のちんぴら）
伊達 暁：高倉欣二（その舎弟）
長塚圭史（富岡晃一郎 急病代役）：警官１、バイト１
前田 悟：警官２、バイト２
高田聖子［劇団☆新感線］：高柳聖子（町乗っ取りを企む企業・社長）
小林高鹿［ペンギンプルペイルパイルズ］：高柳真彦（義理の弟）
2004/7/25（日）快晴 2:05-4:40PM(2'30) 前方より 客席ほぼ満員(700人)
客層：20-30才代中心、女性過半数。2人、グループ客多め。
客入れ：当日券あり、両サイドよりに連番あり、全20席弱位か。折り込みパンフ。
A4 1枚に配役、スタッフの必要最小限。この規模の公演でも、さすがヴィレッジ
なりなサービス。物販。パンフ(B5ハードカバー1cm弱厚 1500円)まるで絵本体裁。
今回はあんま必要性を感じないけど、人物相関図。役者のきれいな写真、役柄に
ついてコメント。長塚圭史×いのうえひでのり対談。細川展裕×北村明子
2大プロデューサー対談が興味深し。Ｔシャツ2500円
（サイン入は限定数）
東京公演千秋楽。カーテンコール無理矢理っぽく、苦笑と茶目っ気混じりに
四回五分。
人気うなぎ登りの長塚圭史作品＋（花も実もある女優陣＋新感線ゆかり男優陣）な
プロデュース公演。
舞台。舗装がされてない広場。正面に路面電車プラットホーム。両脇に朽ち果て
そうな家屋の連なり。
お話。うち捨てられたような場末の町。大型ショッピングセンター建設がため、
住民のほとんどは立ち退いて、ゴーストタウン。ほそぼそと歓楽街。その裏に、
ほそぼそと姉妹は暮らし始める。障害をもつ妹との生活がため、夜は体を売る姉。
誘われて町へやってきた純情サラリーマンは、なんとか力になろうとする。
そんな頃、再開発を率いる女性社長が町へやってくる。目的はビジネス？、いや女
の復讐だ。
汚れても華、男より男前な女優達が毅然と素敵。ピカレスク、愛憎ものとして、
物語ストレート、グロさ控えめ。主人公達の虐げられて歪んだ境遇も、底の純真さ
が透けて、哀感漂い。愛らしくて残酷、脆弱でいて逞しい。そんな女性の姿を良く
描いて、ほよよーん、長塚さん意外、な異色作。
役者。高橋さん。オールマイティな幅広い女優演技を堪能。千葉さん。弱いけど
強い雑草な女ぶり○。あんたなら仕事任せられるよな、役柄入れ込み度高し。
高田さん。金無垢なのにメッキするよな、自分を偽る悪漢ぶりが哀れ。橋本じゅん
さん。律儀なスーツ姿におかしみ悲しみ、感じさせるアナザーサイド演技。
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