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＠中野 中野ザ・ポケット(2007/8/21-26 9ステージ)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/thepocket/
全指定 前売4000円 当日4500円
作・演出：宇梶剛士 http://vv.fm/ukaji/index.html
照明：宮野和夫 音響：原島正治（囃組） 舞台監督：松嵜耕治
舞台美術：加藤ちか 制作：落合直子、月守真奈美 写真：永井守
企画・製作：PATHOS PACK
出演：
平野貴大 ：耕作(祖父から離れ家を継いだ主人公)
谷川昭一郎：二郎(耕作の祖父) *[プリセタ]
金井良信 ：征吾(耕作の父)
川俣しのぶ：一重(耕作の祖母 二郎の妻)
岡ひとみ(高木珠里代役) ：八重(二郎に優しい女)*[南河内万歳一座]
前田晃男 ：タコ部屋 *[南河内万歳一座]
宇梶剛士 ：源次
信川清順 ：女１
松本キック：大庭
沢井正棋 ：少年
2007/8/26(日)猛暑 2:07-3:41PM(1'32)前方中央 客席ほぼ満員(160？人)
客層：老若男女、幅広く。男女半々。
客入れ：平床3列千鳥配置、以降ひな壇に椅子席の通常客席。誘導とくになし。
折り込みチラシそれなり。折り込みパンフA4 1枚。挨拶、配役、スタッフ、予定。
物販。アコーディオン式パンフ A5 10ページ 300円。松村武×宇梶剛士対談収録
カーテンコール1回 2分。
お茶の間でおなじみの俳優になっても尽きせぬ、小劇場演劇魂をもつ宇梶剛士。
打打芝居、daminを経て、元唐組の金井良信と平野貴大の3人と新劇団旗揚げ公演。
舞台。閉鎖されたアパート壁を開けると四畳半。前面障子、開けろと小庭。
お話。知らぬ内祖父から名義を継がれた青年。マンション建設のため同意が必要と
出向き、ふと気になり部屋に入ると空き家に見知らぬ人達。中央では戦死した兄代わ
りに青年の祖母と結婚した男が黙々と小説を書き続けている。人々はその登場人物、
しかし永遠のはずの彼らの命は脅かされている。戦死した人々を忘れまいとの思い
から書かれた小説と志が、忘れ去られようしているのだ。
渡辺えり子彷彿の物語性ある反戦劇。小説の登場人物がみた夢など多重性をもたせ、
無邪気も危険な少年キャラら、現代メタファーまじりに夢と現実を行き交い。
前半1/3は仕掛けが見えなすぎ、話が転がらずでうーん。後半、忘れてしまう危うさ
ら反戦のメッセージが強く滲み、迫るけど、全体低調ぎみ。でも真摯な思いは伝わり
心を締め付け感慨。芸達者な役者達はしっかりサポート。変な表情の金井良信の怪演
が久々観られてうれしいねこ。
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